瞑想

エドガー・ケイシーの主の祈りと内分泌腺(チャクラ)【影響し合う身体領域 / ライデン腺について】

お知らせ

はじめに

今回は生命エネルギーの中枢とされるチャクラについての記事です。オステオパシー(バイオダイナミクス)ではチャクラと影響し合う体の部位をある程度の領域として説明していますが、エドガー・ケイシーは内分泌腺(ホルモンを司っている部位)がチャクラに対応すると説き、またそこに祈りの要素を加えている点が特異的で興味深いです。

私が学んだ範囲ではありますが、オステオパシーで考えているチャクラと影響し合う体の領域・部位をまとめ、エドガー・ケイシーのチャクラ(内分泌腺)に関する見解への理解を深めるために記事にしました。

オステオパシーで考えているチャクラと影響し合う身体領域

オステオパシー(バイオダイナミクス)で学んだ第1~第7チャクラと影響し合う体の領域・部位をまとめてみました。

〇第7チャクラ
頭部、顔面、脳、脳の硬膜系、脊柱

〇第6チャクラ
頭部、顔面、脳、脳の硬膜系、脊柱、松果体、視床下部、脳下垂体

〇第5チャクラ
頸椎~上部胸椎、頸部前面・側面、舌骨、上肢全体、胸郭(鎖骨、上位肋骨、胸骨上部、肩甲骨上部)、頸部の内臓(胸腺、気管、気管支、甲状腺、食道上部)

〇第4チャクラ
上部~中部胸椎、胸郭(鎖骨、胸骨中部、中位肋骨、肩甲骨中部・下部)、上肢全体
胸郭の内臓(気管支、肺、心臓、食道中部、胸腺)、縦郭、横隔膜

〇第3チャクラ
中部~下部胸椎、胸郭(胸骨下部、肋骨下部、季肋部)、鳩尾、上腹部、臍
胸部の内臓(食道、胃、十二指腸、膵臓、脾臓、小腸、肝臓、胆のう)、横隔膜

〇第2チャクラ
下部胸椎~腰椎、腸骨、仙骨、下腹部、恥骨、鼠径部、閉鎖孔、股関節、下肢全体、副腎、腹部の内臓・骨盤の内臓(消化器系:小腸・大腸、泌尿器系:腎臓・尿管・膀胱・尿道、生殖器系:子宮・卵巣・前立腺・精嚢・精巣)

〇第1チャクラ
腰椎、仙椎、尾骨、腸骨、坐骨、骨盤底、骨盤隔膜、股関節、下肢全体、腹部の内臓・骨盤の内臓⇒第2チャクラと同じ

※チャクラと影響し合う体の領域・部位は、発生学的なつながりが含まれているために高さや位置は必ずしも一致しません。

エドガー・ケイシーの主の祈りと内分泌腺(チャクラ)

ケイシーが提唱しているチャクラと内分泌腺の対応は、上の図のようになります(解剖学上は、脳下垂体よりも松果体の方が高い位置にありますが、脳下垂体の方がより高次の内分泌腺になります)

エドガー・ケイシーの瞑想法は、瞑想の前に「主の祈り」と共にチャクラに働きかけます。下記のようなタイミングで言葉に対応する内分泌腺に意識を向けていきます。(の時に『脳下垂体』に意識を向けます)
ときに胸腺がブワッと拡がる感覚があったり、松果体が鮮明に視覚化されたり、腎臓がグルグルと動き出したりと、興味深い体感を感じることがあります。

「主の祈り」

にまします我らの父よ『脳下垂体』

願わくばみ名の崇(あが)められんことを。
み国の来たらんことを。『松果体』

み心の天に行われるるごとく、
地にもなさせたまえ『甲状腺』

我らの日用のを今日も与えたまえ
『性腺:卵巣/精巣』

我らに負債(おいめ)ある者を、
我らが赦したるごとく、
我らの負債をも赦したまえ
『太陽神経叢(副腎)』

我らを試みにあわせず
『ライデン腺』

より救いだしたまえ『胸腺』

み国『甲状腺』み力『松果体』栄光『脳下垂体』
永久(とこしえ)に汝のものなればなり
アーメン

「ライデン腺」について

エドガー・ケイシーが提唱する第2チャクラにあたる「ライデン腺」という内分泌腺の名称は、一般の解剖学書や生理学書には記載がありません。調べてみたところ、ライデン腺に関しては諸説あるようです。

説①ライディッヒ細胞

インターネット上では、ライデン腺を解剖学でいうライディッヒ細胞(男性の精巣の中にある細胞)とする説がありました。しかし、その説だと第2チャクラよりもむしろ第1チャクラに相当するのでは?と疑問が浮かびました。

説②膵臓

もう一つは、ライデン腺は膵臓を指しているのでは?という説です。膵臓は臍の高さにあり、第2チャクラに相当する内分泌腺として合致しているよう感じます。また、瞑想の実践には『「ライデン腺」は「封じられている」という意味です。この腺は、生殖腺内外に分布する、魂の活動の出発点、魂より高い意識領域へ進んでゆくための扉です。』と書かれていて、体の奥深くに位置し潜在意識の座とも言われる膵臓と関係があっても不思議ではないように思いました。

説③中心軸

調べている中でこのようなリーディングを見つけました。

『ライデン』とは『封じられた』という意味である。性交によって体が造り出された時に、つまり、体を造るために二つの体が合体して受胎が生じたとき、 この腺によって妊娠が始まるのである。
位置としては、生殖腺と呼ばれる腺のところ、その上方にある。よろしいかな? 男性の場合、精巣に対応する腺の上にある。女性の場合、男性における精巣に相当 する腺の上にある」3997-1

このリーディングは、オステオパシーでいう中心軸を彷彿とさせます。また、解剖学書や生理学書にその名称が載っていないことから、ライデン腺は中心軸と同じように発生の初期では重要であったが、途中の段階で消失している存在ではないかと個人的に考えています。
中心軸に関して、こちらでも記事にしているので興味のある方は読んでみて下さい。

ライデン腺に関するどの説が正しいのかは分かりませんが、主の祈りや瞑想の中でも感覚的な発見があると思うので、今後研究していきたいと思います。

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

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