健康観

『From Stress to Happiness』より、ブラザー・デイヴィッド氏の言葉を聞いて。

お知らせ

『From Stress to Happiness(ストレスから幸福へ)』というドキュメンタリー映画を観ました。ストレスを抱えた男性(このドキュメンタリーの監督)が ”世界一幸せな男” として知られるマチュー・リカール氏と共に内面発見の旅にでかける。という内容で、観ていて心が落ち着く素敵なドキュメンタリー映画でした。

その中でも、ベネディクト会修道士、ブラザー・デイヴィッド氏(人生の大部分を隠遁生活をされてきた。瞑想と感謝の修行。と紹介されていました)にインタビューする場面がとても印象深かったので、一部を引用させて頂いてご紹介したいと思います。

M:インタビュアーの男性  
B:ブラザー・デイヴィッド氏

B「私たちは、恐怖と不安を区別しなければならない。」

M「私は両方持っている。怖いし、不安だ。」

B「大丈夫だよ。不安は避けられない。誰にでもある。なぜなら私たちが直面する脅威。私たちは不安を感じなければならない。不安は何か心の苦痛、心の狭さから来るように感じられます。それは私たちに心の狭さを感じさせる。」

M「そして、私たちが小さいと?」

B「ちっぽけで取るに足らない。その通りだ。考えられる方法は2つある。この不安に応えるために。ひとつは恐怖心、つまりいやだ、いやだこんなことはしたくない。不安は私たちに緊張をもたらす。もうひとつの答えはこうだ。オーケー、それは避けられない。そうなるんだ。私たちは人生がその状況を乗り越えさせてくれると信じている。私たちはその方法を知っている。私たちは皆、生まれながらにして狭い産道を通って。それが私たちの最初の経験である。赤ちゃんは産道を通るときにとても不安を感じているはずです。
しかし、自然は新生児を作る。

人生において本能的に頼る。そうすれば抜け出せる。そして窮地に陥るたびに新たなチャンスが生まれるのだ。生命を信じれば、それは可能だ。私たちは恐怖の存在を拒絶しない。拒否すれば身動きが取れなくなる。そして、それが私たちに起こりうる最悪の事態なのだ。だから、怖がる代わりにね、信じて状況を乗り切ろう。そして、ある意味で、あなたは生まれ変わる。」

M「はい、ありがとうございます。この゛行き詰まり゛感じるんだ。私にはやるべきことがたくさんある。自信を高めるには?大丈夫と言えるようになる。
私は生活費を払い、子供たちを教育しなければなりません。エネルギーが足りない、私のエネルギーはすべて仕事に注ぎ込まれています。学費や他の支払いをする事。」

B「まさにそこがポイントだ。あなたには不信感を抱くほどのエネルギーがありません。恐れるほどのエネルギーがありません。請求書の支払いや子供たちの教育費にはそのエネルギーが必要です。エネルギーの無駄使いだ。
想像してみて、考えてみて、もしあなたが人生を信頼しないなら最悪の事態はもう終わったことだ。
しかし、想像することも可能だ。あなたには人生を信頼する理由がたくさんある。人生は常にあなたのためにすべてをやってくれるからだ。

あなたは自発的に眠ったりしない。寝る準備しかできない。そして人生はあなたを導き、あなたを眠らせます。朝、あなたは自発的に消化をしない。もし誰かにこう言われたら「朝食です。消化しなさい」あなたはそれがどのように行われるか分かっていない。何千もの酵素が必要なのだ。科学者でさえわからない、、、一杯のコーヒーを消化するために必要なものは何か?

人生にはそれがある!私たちは食べる。私たちは生きる。すべてが流れる。
だから、あなたには人生を信頼する理由がある。そして、どの瞬間にも、人生は私たちに言葉を与えます。起こることすべてが言葉なのだ。私たちがしているこの会話は、゛言葉゛です。人生はそれを与えてくれる。遠くから来て、そしてここで私たちは出会う。この言葉に応えなければならない。聞くために十分な時間停止しなければならない。人生はあなたに何を求めているのか?今は簡単だよ。あなたは私に質問しているのだから。

M「私はあなたとここにいる」

B「しかし、そう単純ではないケースもある。人生は今、私に何を求めているのか?そして、あなたは答える。」

M「それで、立ち止まって聞いてくれる?」

B「人生の望みに耳を傾け、そしてそれに応えなさい。答えはどうであれ。」


M「私のエネルギーを使い果たしてしまわないように。変化ためのエネルギーが必要だ」

B「もちろんだ。そして立ち止まって耳を傾けるとあなたは気づいている。人生は、たいていの場合エネルギーも与えてくれる。私たちに何かを要求し、同時にエネルギーを与えてくれる。そして、私たちは細部に気づくことを学ぶ。太陽はなんと美しいのだろう!たとえあなたに問題があるとしても。そして息はできる!息ができない人がいる。私たちは呼吸困難になったときに初めて、呼吸の賜物(たまもの)に気づきます。だから、これらすべてがエネルギーと喜びを与える。問題の渦中で。人生はそれを与えてくれる。」

後略

From Stress to Happiness

インタビュアーの男性のように、日々の生活の中で目に見えない不安に追われている方は多いと思います。ぜひこのドキュメンタリーを観てみて下さい。ブラザー・デイヴィッド氏の言葉には、言い表せない力があるように思いました。言葉を遮るように会話していた男性が、後半にはブラザー・デイヴィッド氏の言葉の中に入り落ち着きを取り戻したように見えたことが印象的でした。

「人生は常にあなたのためにすべてをやってくれる」

Brother David Steindl-Rast

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

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