代替療法の体験記

TRE(緊張・ストレス・トラウマ解放エクササイズ)体験【越谷 Peaceful being】

お知らせ

はじめに

越谷市を中心に活動されている Peaceful being 田尻直子さんのTREのセッションを受けてきました。私自身、20代前半には精神的に辛い時期があり、オステオパシーの仲間にも良く「トラウマボディだよね」と言われていたので、「トラウマ」という言葉には何か感じるものがあります。
今回、TREのセッションを受けて「身体は過去を記憶している」という事を身を持って体験し、自分では自覚していなかった心や体の気付きを得られました。TREのご紹介と実際にセッションを受けた感覚の備忘録としての気持ちも込めて記事にしました。

TREとは?

心理的・精神的なトラウマで悩まれている方の支援として、精神科や心療内科でのカウンセリング、薬物療法が一般的に選択させる方法と思いますが、「身体が過去を記憶している」という観点から考えると、ボディーワークにより身体が記憶している緊張やストレスのパターンを紐解いていく事で、心にも変化が及ぶ可能性は大いに考えられます。TREはその一つのメソッドだと思います。

TRE(Tension & Trauma Releasing Exercise)の開発者、デイヴィット・バーセリ博士は、紛争地でのトラウマ(PTSD:心的外傷後ストレス障害)の経験者であることから、強烈な出来事に起因する「ショックトラウマ」に苦しむ方々のためにTREを開発され、今ではその適用範囲を広げ、日常社会でのストレスに苦しむ人々にも対応できるような形にデザインされているそうです。

TREの詳細は、田尻さんのHPを見てみて下さい☆
Peaceful being
https://peacefulmind.jp/

TREのセッションを受けた感想

※体感には個人差があると思います。私は瞑想を日課としている事もあり、振動や動きの大きさ、体感する情報量は通常の場合よりも多いのかもしれません。

身体に振動が起こる?

田尻さんのHPに「体から自然に湧き出る振動・震えが出てきます」と書かれていて、今まで感じた事のない身体感覚だったので、果たして振動は起こるのか?と少し不安を持ちつつセッションに臨みました。
まず、筋肉に負荷をかける6つのエクササイズを立って行った後、仰向けになり両股関節を開き臀部を持ち上げるブリッジの姿勢を取りました。「もう振動が起きるかもしれません」と田尻さんが仰った後すぐ、骨盤から振動が始まり、脚、体幹、頭、腕と振動が拡がってく事を感じました。

私の場合は、全身に振動が伝播した後、身体が波打つようにクネクネと動き出し、野口整体の活元運動、オステオパシーでいうアンワインディング(筋膜の巻き戻し)にような動きが始まり、「体の動きに任せて大丈夫です」とのアドバイスがあったので、体が動きたいように自由にさせる時間がその後は続きました。時に手や脚、顎が小刻みに振動を始め、横向きになったり、うつ伏せになり静止したり、腰や股関節のストレッチをしたり、またクネクネと体が動きだすというような事が連続して起きていました。時に動きや振動が静止する「余韻」のような静かな時間があり、過去にあった嫌な出来事を思い出す瞬間や現在の自分に対するいくつかの気付きがありました。

トラウマを想起した後に感じた心地よさ

振動やクネクネした動きの途中で、横向きで体を丸めるような姿勢になる事があり、その中で一度「幼少期の自分に対して、大きな黒い女の人(幻影のように見える)が何か嫌な事を言っている」ビジョン、記憶が思い浮かびました。その直後に仰向けの姿勢に戻った時『子供の頃の夏休みの夕方、一人で床で仰向けになり風を感じながらゆっくりと涼んでいる。』そのような穏やかで、心地良い。どこか懐かしいような時間が少しの間流れた事が印象的でした。自分はこのように過ごしたいんだなと。自分の気持ちに気付いた感覚でした。

腰に負担をかけていた事に気付く

TREの中で、体が自然と腰を丸めて腰背部の筋肉を伸ばしたり、脚を後ろに持っていき大腰筋のストレッチを始めたりする動きが多くありました。丁度姿勢について考えていた時期だったので、自分の中で「こういう姿勢を取るべき」という決めつけや制限をかけて腰を反り過ぎていた事に気付きました。生後7ヶ月の息子を抱っこしている時に一瞬腰が痛くなる事がありましたが、TREを受けた後からその痛みがなくなっています。

施術者として学び

身体が波打つようにクネクネと動き出した時「体の動きに任せて大丈夫です。でも主導権は自分で」との声かけあったり、高ぶり過ぎた神経を抑えるように呼吸の促しあったり、時に「今はどのような感覚ですか?」との声かけがあったりと、田尻さんの存在が自分の深い所に安心して入っていく事を助けてくれているような感覚がありました。その時、私の中に一つの疑問が浮かびます。「自分の奥深くにある想念やトラウマは人に見せたくない。でも田尻さんの存在があるからTREが深く作用している気もする。何か意識されている事はあるのかな?」TRE終了後、その点について田尻さんに質問してみた所「相手の光を見るようにしなさい」という田尻さんの先生から教えを大切にされていると教えて頂きました。人と関わる時にも、オステオパシーの施術にも通ずる大事な在り方を教えて頂きました。

おわりに 

今回TREをのセッションを受けて、全く自覚していなかった過去の嫌な記憶が想起された事が印象的でした。その事を忘れていたとしても体はトラウマを記憶し、現在の自分に何かしらの影響を与えている事を身を持って学ぶことが出来た事が大きな収穫でした。TREは自覚しているトラウマだけではなく、自分では身に覚えのない潜在的なトラウマにもアプローチ出来る方法だと思います。またトラウマをお持ちの方だけではなく、自分の事をより知りたい方、心身の気付きを得たい方にも個人的にTREをお勧めしたいと思います。

また、震災後のストレス反応やトラウマに対してもTREの有用性が考えられているそうです。東日本大震災以降、私の周りでも小さな地震や地震以外での振動(例えばホームで電車が通り過ぎる時)で、身体が緊張し恐怖心を感じている方多い印象を受けています。地震が多いこの日本では今後、より必要になってくるメソッドだと思います。

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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