瞑想

描く瞑想 フォルメン【ルドルフ・シュタイナー / フォルメンを描いた感想】

お知らせ

はじめに

オーストリア、ドイツで活動した神秘思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱したシュタイナー教育の中に「フォルメン」という芸術教科があります。「フォルメン」は描く瞑想とも呼ばれていて、フォルム(=形)を描くプロセスが瞑想的で、自分との対話になるとの話を聞いたので、普段行っている瞑想を深める目的で実際に描いてみました。

フォルメンとは?

「フォルメン」はドイツ語のform(形)と、zeichnen(描く)を合わせた造語です。シュタイナー学校では1年生からフォルメン線描の授業があり、線や曲線に対する形の感覚をフォルムを描く中で身に着け、その感覚が自然科学や幾何学に通じていくと考えられています。

フォルメン線描は、身体を動かすことから始めて、その動きの軌跡として直線や曲線が表れることを体験します。形が動きから生まれる体験をもとに、連続するフォルムや線対称、点対称のフォルムを描くことで、形や空間のバランスに対する感覚やリズム感を育て呼吸も整えられてきます。フォルメンは、子どもたちの成長に合わせて、より複雑に交差や広がりを持つものになり、文字の導入や幾何学へとつながっていきます。

シュタイナー学園

ルドルフ・シュタイナー

ルドルフ・シュタイナーは、オーストリア、ドイツで活動した神秘思想家です。
霊学的観点からのシュタイナーの着想は広範囲に及び、宗教、芸術、教育、医学、占術、農法などに大きな影響を残しています。日本では「シュタイナー教育」を通してルドルフ・シュタイナーの名前を聞く事が多いと思います。
オステオパシー手技の一つである「バイオダイナミクス」はルドルフ・シュタイナーが提唱した有機農法(バイオダイナクス農法)に由来しているので、ルドルフ・シュタイナーの哲学はオステオパシーにも影響を与えているとされています。

描いたフォルメンと感想

「フォルメン」では年齢に合わせた様々なform(形)を描くようですが、今回はレムニスケート(インフィニティ、無限大、八の字)の形のフォルメンを描いてみました。

体が勝手に描いていく。

フォルメンには「身体を動かす」という特徴がありますが、実際に描いていてその言葉がとても腑に落ちました。レムニスケートを繰り返しなぞっていく中で、自然と瞑想の状態に入り、身体が勝手に色を選び描いていく。そのような感覚があり、まさに『描く瞑想』だと感じました。

書くたびに新しい発見があり、深まっていく。

今回は、レムニスケート(インフィニティ、無限大、八の字)のフォルメンを同じ時間帯、同じ自宅の環境で数回描きましたが、色の選択、筆圧、線描がひっかかる箇所、内観は共通点はあるものの毎回違っていて、結果として描き終わったレムニスケートも違ったフォルメンになっている事が興味深く感じました。また1回目より2回目、2回目より3回目で感じる事や気づきが増え、複雑なフォルムになっていくので、書く度に深まっていく予感がしています。

10分で行える瞑想。

一枚描くのに長い時間がかからないにもかかわらず、瞑想の状態に入れる事がフォルメンの素晴らしい所だと思います。(今回のレム二スケートは、10分あれば十分に感覚を味わいながら描く事が出来ます。) 個人的な見解ですが、フォルメンを描いた後に普段行っている瞑想(ヴィパッサナー瞑想)を行うと、瞑想の状態に入りやすくなります。

おわりに 

ルドルフ・シュタイナーの書籍はいくつか読んでいますが、今回のフォルメン線描を通して、シュタイナーの提唱している概念は実際の体験から得られる事がとても多いように感じました。機会があればバイオダイナクス農法やオイリュトミーも体験したいと思います。
また、フォルメンを描き始めてから日課としている瞑想にも少し変化があったように感じます(この点は言語化が難しいのですが)。1つの瞑想の方法を主軸に置きながらも、また別の切り口からも違った内観の方法を行う事で相互に深まっていくものだと思うので、違う形のフォルメンも描いて感想を述べてきたいと思います。

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

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