オステオパシー

頭蓋骨の調整(頭蓋仙骨療法、クラニオセイクラル)【電磁波過敏症、化学物質過敏症、自律神経失調症に対して】

お知らせ

はじめに

オステオパシーが発祥したアメリカでは、年間に5千万人もの人がその施術を受けていると言われていますが、日本ではまだオステオパシーが広く認知されているとは言えません。また、日本で一般的に考えられている「整体」や「施術」の枠組みの中に、オステオパシーを行う上で欠かすが出来ない「頭蓋骨を調整する」技術が含まれていない、認識として乏しい印象を受けますので、記事にしました。

精神的・心理的ストレスを抱えている方が多く、人体に有害な化学物質や電磁波に囲まれている生活を余儀なくされる現代で健康を維持するためには、より高い「自然治癒力」を持つ必要があると感じています。頭蓋骨を調整する技術は、自然治癒力を高めるための鍵となります。

頭蓋骨は動いている

人が成長するにつれ、頭蓋骨の縫合は固まり動かなくなる事が一般に知られていますが、オステオパシーでは成人で28個ある頭蓋骨の骨には、生涯を通して弾力や柔軟性があり、それぞれの骨と骨の間には動き(可動性)があり、個々としても全体としてもリズミカルに動き続けていると考えています。(第一次呼吸メカニズム)このリズミカルな動きは、人間が持つ「生命力」と言い換えることが出来ます。

頭蓋骨の中に脳があり、背骨の中を脊髄が通っていますが、脳と脊髄は3層の膜組織(軟膜・くも膜・硬膜)によって包まれています。この3層の膜組織と脳、それから脳脊髄液は同調して動いています。オステオパシーでは、脳脊髄液の循環を促し、頭蓋骨ー背骨-骨盤との関係や頭蓋骨の内容物である脳と内臓との調和を図るために頭蓋骨の調整を行います。

頭蓋骨調整を研究したウィリアム・ガナー・サザーランド

頭蓋骨の調整方法には、頭蓋仙骨療法(CST)、クラニオセイクラル、バイオダイナミクス、頭蓋領域のオステオパシーなど様々な流派がありますが、どの流派においても元を辿るとDr. ウィリアム・ガナー・サザーランド(以下、サザーランド)の存在があります。

オステオパシーの創始者A・Tスティルの教え子であったサザーランドは、頭蓋骨の一部である側頭骨という骨に興味を持ちました。側頭骨の形状が「魚のエラ」に似ていると感じたサザーランドは、「この骨は呼吸するように動いているのではないか?」と考えました。その事をA・Tスティルに伝えた時「Dig on(掘り下げろ)」と言われたサザーランドは、その後の30年間、研究を重ね、頭蓋オステオパシーとして様々な頭蓋骨の調整方法を考案し、発表していきました。

頭蓋骨の施術を一般に広めたジョン・E・アプレジャー

オステオパシーは医学なので、その技術は医学的な知識を持つ医師にのみ伝えられていました。ジョン・E・アプレジャー(以下、アプレシャー)は、特に自閉症など発達障害の子供に対して頭蓋骨調整の効果を感じ、一般家庭や家族間でも行えるような頭蓋骨調整のプログラムを立案しました。アプレシャーが考案した頭蓋骨調整は「頭蓋仙骨療法(CST:クラニオ・セイクラル・セラピー)」として現在でも広く知られています。日本では、オステオパシーよりもクラニオ・セイクラル・セラピーの方が認知されているかもしれません。

アプレジャー著「クレニオ・セイクラル・セラピー ナチュラル・ヒーリングの試金石」はオステオパシーや頭蓋骨調整の可能性を感じる一冊で、特に自閉症や脳性麻痺などの発達障害に関する多くの施術効果が書かれています。頭蓋骨調整や自閉症に関心のある方にぜひ読んで頂きたいと思いますし、施術者の方にもお勧めいたします。アプレジャーが持っていた高い施術能力に、読む度に身が引きしまる思いになります。

頭蓋骨調整の効果

〇サザーランドの著書に書かれている頭蓋骨調整が有効である症状

  • 骨格の疾患
  • 特別な感覚器の疾患
  • 急性・慢性の呼吸器疾患
  • 目、耳、鼻、喉の異常
  • 外傷による損傷
  • 出生時の損傷
  • 精神的な損傷

       

〇アプレジャーの著書に書かれている有効な疾患

  • 自閉症
  • てんかん発作
  • 多動症
  • 慢性痛症候群
  • 関節炎と関節痛
  • 頭痛
  • 神経痛
  • 線維筋痛症
  • 中枢神経系の変性疾患
  • 脳卒中
  • 学習障害
  • 運動および言語障害
  • 脳性麻痺
  • 眼球運動障害
  • 側頭下顎症候群
  • 反射性交換神経性ジストロフィー

「クレニオ・セイクラル・セラピー ナチュラル・ヒーリングの試金石」より一部抜粋

5gの圧で行う施術

私が行っている頭蓋骨の調整は強い力ではなく、非常に繊細な圧で施術していきます。頭蓋仙骨療法では、その圧力を5gタッチと呼んでいます。優しく穏やかな施術ですので、生まれたばかりの赤ちゃんからご年配の方まで安心して施術を受けて頂く事ができます。

自律神経失調症、電磁波過敏症、化学物質過敏症の方に対して

サザーランドやアプレジャーが活躍されていた時代と現在では、私たちを取り囲んでいる環境が大きく異なっているので、頭蓋骨の調整が適応する症状もまた当時とは違ったものになると考えられます。現代病である自律神経失調症や電磁波過敏症、化学物質過敏症など過敏症の原因は、科学的にはまだ解明されていませんが、私自身が過敏体質を克服していきた経験とオステオパシーの施術で過敏症や過敏な体質の方に関わってきた中で、過敏症や過敏な体質の方に対して頭蓋骨の調整が有効であると考えています。

過敏症、過敏な体質の方は「硬膜」が緊張している

前述にもありますが、神経系(脳・脊髄・神経)は3層の膜組織に包まれ保護されています。その膜組織の中の一つ「硬膜」という膜組織は、体の外からの影響を感じ取るセンサーのように働いているのではないかと私は考えています。化学物質過敏症・電磁波過敏症の方や、精神的なストレスが影響して頭痛や自律神経失調の症状が現れている方の中に、「硬膜」が異様に緊張し、脳や神経の自由な動きを抑えてしまっている方が非常に多くいます。頭蓋骨の調整は、緊張し固まっている硬膜の柔軟性を取り戻し、脳・神経の正常な働きを促通します。

また、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)やエンパスのように繊細で様々な事柄を感じ取りやすい体質の方も同じように硬膜の緊張が容易に起こり、そのために体や心が疲弊しやすいと考えられます。

※エンパスに関してはこちらで記事にしています。

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
案内動画はこちら

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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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