左腕を挙げる時に肩関節に痛みがある方の施術で、皮膚(表皮・真皮)に対する施術の効果が興味深かったので症例紹介として報告したいと思います。
皮膚の構造
皮膚の構造を簡単に。皮膚は層構造になっていて、一番上に表皮、その下に真皮(しんぴ)、皮下組織と重なり、さらにその下に筋膜、筋肉が続いています。

症例紹介
クライアントの方は80代の男性、脳梗塞による右片麻痺があります。主訴は麻痺のある右側ではなく、左肩の痛みです(現在は夜間時痛はなし。高い所の物を取るなど挙上時の痛み)
全身の筋膜の状態を評価すると、左手関節、肝臓、右第6・7肋骨、鎖骨に硬さや制限があったので順番に筋膜と関節へ施術。仰向けで左肩を挙げた時の痛みは解消されましたが、座った姿勢で肩を挙げるとまだ痛みが残っていました。
もう一度筋膜を診ていくと、左足の一か所(親指と人差し指の間の水かきあたり)の皮膚に強い歪みが感じられたので、ごく軽い力で表皮、真皮の層を狙って施術。その後に左肩を上げてもらうと可動域が改善し、その時点で左腕を挙げた時の痛みはなかったので、少し様子をみてもらっています。
皮膚も筋膜と同じようにシート状に全身を覆っているので、時に遠く離れた関節の可動域にも影響する場合があると再認識になりました。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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