オステオパシー

妊婦に対するオステオパシー~妻のマイナートラブルへの施術~

   

お知らせ

はじめに

2021年1月に妻の第二子妊娠が発覚し、悪阻(つわり)を含むマイナートラブルへの対応の一つとして、オステパシーの施術を行っています。
妊婦さんへの施術は、安定期に入ってから出産の直前までと、産後ケアとして施術を行う事が一般的ですが、今回は家族ということもあり、妊娠の発覚直後から施術を行っています。ただ、過剰な施術量を与えてしまう事を避けたかったので、マイナートラブルが起きたその時点で施術を行う形をとっています。

安定期(妊娠5カ月)までに、妻にみられたマイナートラブル

妻の体には以下のようなマイナートラブルが現れました。

  • 悪阻(つわり)・・・匂い悪阻、げっぷ悪阻、食べ悪阻、眠り悪阻
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 音が聞こえずらい(耳管開放症が疑われる症状)
  • 倦怠感(体のだるさ)
  • 胃もたれ
  • 息苦しさ

オステオパシーによる施術と効果

子宮の中で胎盤が成長していく事に合わせて、骨盤も開いていく必要がありますが、骨盤が上手く対応出来ず、スムーズに開いていかないことが、マイナートラブルの一つの原因と考えられます。施術としては、体全体の筋膜のつながりを診ながら、骨盤が開いていく時に歪むことなく、左右が均等に開いていくよう調整をしました。

改善した症状

腰痛、頭痛、耳管開放症(音の聞こえずらさ)は、施術の翌日には症状が改善もしくは消失していました。頭痛や耳管開放症の症状が出ている時の施術では、骨盤の関節や骨盤内の筋膜と共に側頭骨(頭蓋骨の一部。耳がつく骨)が緩んでいくのを、手の感覚として感じました。骨盤と頭蓋骨には、筋膜による強いつながりがあり、頭部は骨盤の状態に強く影響を受けます。
妻の場合は、左の仙腸関節(骨盤の関節)が硬く、子宮内の胎盤の成長に骨盤が上手く対応できていなかっために、頭痛や耳管開放症が起きていたと考えられました。

改善しなかった症状

骨盤への施術中、上に上がっていた胃が下がっていく感覚や横隔膜付近の食道が緩んでいく感覚が何度かありましたが、つわり、胃もたれ、体のだるさに関しては、オステオパシーの施術後に著しい症状の改善は見られず、安定期に入ると共に少しずつ軽くなっていくような経過でした。

なぜ、悪阻(つわり)が改善しなかったのか?

オステオパシーは、からだ全体としてバランスが取れるように施術していくので、頭痛、腰痛、耳管開放症が疑われる症状に改善がみられた事に対し、悪阻に関してほとんど効果が現れなかった事は、少し不思議な感覚を持ちました。
また、悪阻がある中で妻が言っていた言葉が印象的でした。

「つわりは、あるべきものだと思う。」

オステオパシーでは、自然の営みを止めることは出来ないと考えています。例えば、老廃物を体の外に出すための咳や鼻水、下痢をオステオパシーの施術で完全に止めることはできません(楽に経過させることは出来ます。)
同じように悪阻(つわり)は、子宮内で胎盤が完成するまで、母体と赤ちゃんに過剰な負担をかけないために、体が出す自然なサインであると考えるなら、オステオパシーの施術で止められるものではないのかもしれんません。

*悪阻(つわり)が重度の場合、オステオパシーの施術で経過を軽くすることは出来ると思います。悪阻の程度や施術を受ける方の状況によって、オステオパシーの効果には個人差があります。

おわりに

耳管開放症が疑われる症状は、仕事中に現れていたので、自律神経的にみても、仕事の中で感じる様々なストレスが骨盤を硬くさせた結果とも思われました。本来なら、穏やかにストレスなく過ごすのが、お母さんにも赤ちゃんのためにも一番ですが、環境的にそうすることは難しい家庭も多いのではないかと思います。(我が家の場合だと、妻が少しでも働かなければ、長女が通い慣れた保育園を退園しなければならなくなります。)本当に難しい問題だなと。妻が妊娠したことで、妊娠中の女性の大変さを考えさせられました。

今後も妊娠中期、後期、出産後と続いていくので、オステオパシーを施しながら、妊娠を見守っていこうと思います。

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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