自分でできる整体法

『免疫力を高める』呼吸が深くなり、血液とリンパの流れが良くなるエクササイズ【エクササイズの方法 / ポイント / このような方にお勧め】

お知らせ

ロバート・フルフォードのエクササイズ

先日の記事では、オステオパシーで考える「免疫力」について書きました。今回はその続きで、免疫力を高める効果があるロバート・フルフォードD.Oが考案したエクササイズをご紹介したいと思います。
ロバート・フルフォードD.Oはすでに亡くなられていますが、今も語り継がれる伝説的なオステオパシーの施術者です。著者「いのちの輝き」は、フルフォードD.Oの健康や治療に関する広く深い洞察が書かれている名書ですので、ご興味のある方はぜひ読んでみて下さい。


今回、紹介するエクササイズは「いのちの輝き」に記載されている8種類のエクササイズの一つです。フルフォードD.Oは、このエクササイズの目的に関して言及してはいませんが、私個人の体感としては、胸郭(肋骨などの胸部骨格)の柔軟性を高め、血液とリンパの流れを改善する効果が期待できます。

エクササイズの方法

エクササイズの方法は「いのちの輝き」に書かれている内容を引用させて頂きます。

両脚を肩の幅にひろげて立ち、両腕をほぼ肩の高さで、真横に、水平にのばす。

左の手のひらを上に、右の手のひらを下に向ける。

左の手のひらを上に向けたままにしておくことは、からだを緊張させ、筋肉をのばすのに役立つ。

ゆっくりとした、深い呼吸をつづけることを忘れないように。

できれば10分間、この姿勢をつづける。(わたしは8分以上できないが)

時間は長いほどいい。

筋肉が疲れて、それ以上水平をたもっていられなくなったら、両腕をまっすぐにのばしたまま、ゆっくりとあたまの上にあげていく。うでを体の前面にもってこないこと。

上にあげたまま深呼吸をしてから、両腕をゆっくりとさげ、体の両脇におさめる。

このエクササイズが、きつすぎるという患者が多かったので、改良版をつくった。

長椅子の中央に腰かけ、両腕を長椅子の背の上にのせる。

このときも、左の手のひらは上に、右の手のひらは下に向ける。

そのまま静かに、15分間座っている。

このエクササイズは腕と肩の筋肉をほどよく緊張させ、背中の筋肉をのばすのに役立つ。

正しいやりかたでつづけていけば、そのうち、肩の筋肉組織がひらきはじめるのを感じ、呼吸が自然に深くなっていく。

「いのちの輝き」

エクササイズのポイント

私が日課として行っている体感と施術を受けている方に施術後のセルフエクササイズとしてお勧めしている中で気付いた点を踏まえて、個人的な見解にはなりますが、このエクササイズのポイントを挙げたいと思います。

  • 「左手が下向き、右手が上向き」
    不思議に思うかもしれませんが、手の向きが反対になるとエクササイズの効果が全くありません。「なぜ左手が下向きなのか?」といった事に関しての詳細な説明は書かれていないので、フルフォードD.Oが何を考えられてこの向きにしたのかは想像の域を出ませんが、筋膜の流れや体の外にあるエネルギーの流れから解釈する事は出来ます。

  • 「両腕の水平をキープする」
    これがこのエクササイズの1番のポイントだと思っています。水平を保つ事は意外と難しいので、慣れるまでは鏡を見ながら行うと良いと思います。
    また、立って両腕の水平を数分間キープするだけでも、肩の筋肉が張ってかなりキツイので、改良版で書かれている座った姿勢で行う方法が日課として行う場合にはお勧めです。

  • 「指の力を抜く」
    手や指に力が入り過ぎていると、肩の筋肉や胸郭が緩んでいく事を妨げてしまうので、指先はリラックス。ゆったりとさせておく事がポイントです。

  • 「時間は長いほどいい」
    本にも書かれていますが、長い時間行えばそれだけ効果があります。私の体感としてですが、胸郭を緩めていた力が少しずつ全身に波及していき、次第に脚や骨盤にまでも液体(おそらくリンパ)の流れを感じ始めます。もちろん腕や手の循環も良くなりポカポカします。

このエクササイズをこのような方にお勧めします

このエクササイズは免疫力を高めるだけではなく、様々な効果が期待できます。
呼吸が深くなる事は全身に良い影響を与えますが、このエクササイズは特に上半身へ働きかけるように感じますので、個人的には以下の状態にある方にお勧めしたいと思います。

・呼吸が浅いと感じている方
・肩こり、首こりのある方
・頭痛の方
・腱鞘炎、ばね指(弾発指)、ヘバーデン結節
・姿勢を良くしたい方(猫背など)

セルフエクササイズに取り入れて頂けたら幸いです☆

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

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