オステオパシー

片頭痛・緊張性頭痛に対するオステオパシー

   

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はじめに

春先や秋口の季節の変わり目になると、頭痛を訴える方が男女問わずに多い印象を受けます。この機会に、施術の適応となる頭痛の種類と、オステオパシーで診る頭痛の方に多い身体の特徴、当院での施術の指針をまとめてみました。頭痛をお持ちの方で、オステオパシーの施術を検討されている方はぜひ参考にしてみて下さい。
まずは、頭痛に関しての統計をWikipediaから引用させ頂きます。

*日本人の3 – 4人に1人(約3000万人)が「頭痛持ち」である。

*そのうち2200万人が緊張性頭痛、840万人が片頭痛、1万人が群発頭痛といわれる。

*日常生活に支障ある頭痛を、世界中で最低40%の人が経験する。

*男性よりも女性のほうが頭痛の症状を訴えることが多く、筋緊張性頭痛の6割、片頭痛の8割が女性である。

引用「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」

頭痛の種類 オステオパシーの適応と禁忌

頭痛は大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。

一次性頭痛(緊張性頭痛、片頭痛など)

生命に関わる病気が関連していない頭痛です。オステオパシーを含めて整体での施術の適応となります。一次性頭痛は、さらに「緊張性頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」に分けられます。

 

緊張性頭痛

緊張性頭痛の症状として、頭全体が締め付けられる、眼が疲れてぼーっとする、頭が重い、と表現される方が多いです。また、頭から首や肩に付く筋肉が緊張し、肩こり・首こりを伴います。今まで診てきた緊張性頭痛の方に、パソコンに長時間向かうようなデスクワークの仕事をされている方が多く、私見として、パソコンから発しているブルーライトが緊張性頭痛には関係していると考えています。また、長時間のデスクワークや寝不足など肉体的な負担がある上に、仕事場や家庭での精神的なストレスが加わって、緊張性頭痛が起きていることが多い印象があります。

片頭痛

片頭痛では、頭の片側もしくは両側が、ズキンッズキンッと拍動するような頭痛が起こります。吐き気や肩こりを伴ったり、運動後やリラックスした時に悪化することが特徴です。強い片頭痛の前ぶれとして『眼の前に光が見えて眩しく、目がみえずらくなる』そのような兆候があります。平日の仕事中に、頭がしめつけられるような頭痛があり、休日リラックスすると拍動するように痛む。緊張性頭痛と片頭痛が混合している方もいらっしゃいます。

群発頭痛

筋緊性頭痛や片頭痛と比べて稀な頭痛です。臨床例が少ないので、引用させて頂きます。

群発頭痛は最も激しい頭痛を起こす病気の代表ですが、およそ1万人に一人と稀です。睡眠中などに、眼の奥に激しくキリを差し込まれるような、片側だけの頭痛が短時間出現します。流涙や鼻汁と共に、不穏・興奮を伴うのが特徴です。
           引用「鷹の子病院 脳神経外科 頭痛センター

二次性頭痛

何らかの病気が原因となり、起きている頭痛です。 以下が二次性頭痛が起きる病気の一例です。

  • 脳卒中(脳梗塞や脳出血など)
  • 脳腫瘍
  • 髄膜炎や脳炎などの感染症
  • 頭部外傷 

 

二次性頭痛が疑われる兆候

  1. 突然の強い頭痛
  2. 頭部を何か堅いもので殴られたような突発的な痛み
  3. 体に力が入らない、しびれや呂律が回らないなどの症状を伴う頭痛
  4. 日に日に頭痛の強さと頻度が増していく頭痛
  5. 吐き気・嘔吐・発熱、めまいなどを伴う頭痛 など

*オステオパシーは、西洋医学に取って代わるものではなく、代替医療の立場にあります。二次性頭痛が疑われる兆候がある場合、まずは脳神経外科など医療機関にて医師の診断を受け、適切な処方・処置が必要になります。CTやMRIなどの精密検査をした上でも頭痛の原因が分からない場合に、オステオパシーの施術を選択枝の一つとして考えて頂けたらと思います。

オステオパシーで診る頭痛の方の特徴

上記の通り「緊張性頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」が考えられる場合に、オステオパシーの施術が適応となります。
オステオパシーでは、頭痛の種類によって施術部位や施すテクニックが決まるわけではありません。頭部だけでなく、胸部・脊骨・骨盤・下肢(脚)、身体全身の状態を触診により評価した上で、症状の原因を探していきます。そのように体を診ていくと、頭痛をお持ちの方は『循環が悪いために、頭蓋骨の中にある脳や血管が圧迫を受けている』そのような状態が、頭痛の種類に関係なく共通してみられます。

循環の悪い脚にむくみが起こるのと同じように、頭部での循環が悪くなると、体液(血液、リンパ、脳脊髄液)が滞り、頭蓋骨の中での水分量が多くなります。例えるなら、水風船に適量以上の水を入れた状態になり、脳や血管に強い圧力がかかることになります。

頭蓋骨の中で血液や脳脊髄液が滞ることによって、脳や血管に圧力がかかり「緊張性頭痛」が起きる。休日や睡眠中に体がリラックスすると、加わっていた圧力が緩み、急激に血管が拡がるために周りの神経が刺激されて「片頭痛」や「群発頭痛」が起きる。このようなメカニズムが一つ、頭痛の方には起きていると私見として考えています。当院では『循環を改善し、脳や血管に加わっている圧力を事前に減圧しておく』そのことを、一つの指針として施術しています。

当院での頭痛の方に対するオステオパシーで、考慮していく点をいくつかご紹介したいと思います。

頭蓋骨と背骨と骨盤のつながり

人間の身体の中では、膜組織が立体的な編み目を作るように全身に張り巡らされていますが、脳や脊髄などの神経系を包む膜組織には『硬膜』という名前がつけられています。
神経系の要になる脳は頭蓋骨に覆われ、それに続く脊髄は、首から腰まで連なる背骨の中を通り、脊髄の延長にある神経は仙骨(骨盤の中心にある骨)と尾てい骨に付着します。神経系を包む『硬膜』は頭蓋骨-背骨-骨盤に一つの強いつながりを与えることになります。この硬膜による頭蓋骨-背骨-骨盤のつながりから、頭蓋領域のオステオパシーは別名「頭蓋仙骨療法」とも呼ばれています。
例えば、骨盤の内にある大腸の硬さが原因で、骨盤に捻じれが起きた場合、捻じれの力は背骨の中の硬膜を引っ張り、頭蓋骨を歪ませる力が加わります。また、体の土台となる下肢(脚)は骨盤に直接的な影響を与えるので、例えば過去の捻挫で足首に硬さが残っている場合には、骨盤・背骨を介して頭蓋骨にも影響を及ぼすことになります。
このように考えると、頭痛という頭部に現れる症状であったとしも、オステオパシーの原則に立ち戻り「体を一つのユニット」として捉えて、身体全身を診ていくことがやはり必要になってきます。

脳脊髄液を循環させる

脳脊髄液は血液、リンパに次ぐ第三の循環だと言われています。脳脊髄液は、脳の中で作られ、脳や脊髄を循環し、特に脳圧(頭蓋骨の中の圧力)のコントロールに大きく関わっていますが、それ以外にも神経系の老廃物の吸収と栄養を与える事や、脳を衝撃から保護する役割を担っています。
一般にあまり周知されることの少ない脳脊髄液ですが、オステオパシーでは100年以上前から研究と実践がなされ、症状と原因を考える上で重要視されています。頭蓋に対するオステオパシーの先駆者であるDr. ウィリアム・ガナー・サザーランドは、脳脊髄液の事を「バッテリー液」と好んで呼んでいました。バッテリーとは繰り返し充電することが可能な蓄電器の事を指します。車がガソリンだけで動くことはなく、バッテリーがあるからこそ、エンジンを始動させる事ができるのと同じように、血液の循環や神経の伝達のような、人間の生命活動を作り出している源の力が、脳脊髄液の流れにはあるとサザーランド考えていました。

脳脊髄液は至高の液体である

ウィリアム・ガナー・サザーランド

この脳脊髄液の循環が滞りない状態に維持することが、頭痛の方の施術をする上での一つの焦点になってきます。

胸部の硬さを解放する

脳内で作られ、脳と脊髄を栄養しながら循環した脳脊髄液の一部は、最終的には血液として心臓に戻ります。
オステオパシーの手技で、脳脊髄液の循環を促したとしても、心臓が血液を受け入れることができなければ、脳脊髄液が完全に循環することはありません。
当院のオステオパシーでは、頭蓋領域のオステオパシーを施す準備として、心臓の周りにある肺や横隔膜との関係性や、心臓や肺を覆っている骨格である肋骨や胸骨(胸の中心にある骨)の状態を確認し、必要であれば事前に胸部の硬さを解放しておきます。

『硬膜』が緊張する理由

『硬膜』は脳や脊髄などの神経系の全体を包む膜組織です。硬膜は臨床上、様々なことに影響を受けて緊張や歪みが生じています。私見として、自分自身に対するネガティブな感情や思考は硬膜を緊張させると考えています。それ以外にも、化学物質や電磁波に敏感に反応する方は、オステオパシーの施術で体のバランスを整えたとしても、PM(2.5や0.1)が含まれる空気を吸う、強い電磁波に触れる(最近では5G)ことをした、その瞬間に硬膜が緊張し、症状が再発することがあります。
化学物質や電磁波に過敏に反応する体質を持っている場合には、オステオパシーの施術以外にも対応が必要になるので、生活場面でのアドバイスをさせて頂いています。

様々な事柄が積み重なって、頭痛が起きる

頭痛に限らないことですが、症状の原因は一つではなく、様々な事柄が積み重なった結果として頭痛という症状がおきています。
例えるなら、コップに注がれた水がコップから溢れ出た時に、症状が身体に現れる。そのようなイメージが分かりやすいかもしれません。
コップに入っている水の量を減らしておけば、多少水を足しただけでは、水が溢れはしないと思います。オステオパシーの施術は、この水の量を減らす行為と似ています。季節の変わり目で気圧が大きく変わった時、仕事の繁忙期で心理的ストレスが多い時、妊娠でホルモンバランスや骨盤の変化があった時など、大きな肉体的、心理的ストレスが加わった時に頭痛が起きる方が多いですが、水の量を減らし(具体的には、脳や血管に加わっている圧力を減圧し)変化に対応できる幅を体に作っておくことで、頭痛を改善、予防することが可能になります。

 

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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