健康観

空間(余白・ゆとり・あそび)を作ると、物事の循環が起きて、体や心に変化が生まれる。

お知らせ

はじめに

施術や断捨離の世界では「空間(スペース)を作る」という考え方があります。この考え方を施術の知人や断捨離の書籍から見聞きしていましたが、自分の感覚としては腑に落ちた理解が出来ていませんでした。

自分の持ち物の8割を手放す「全捨離」を終えた後の自分の状態を観察していて、「空間(スペース)を作る」という考え方は非常に面白い概念だなと実感しました。私の場合は、全捨離で自分にとって不必要なモノを手放した事で、過去への執着も一緒に手放した感覚があり、新しい発想や直観が働きやすくなりました。

「空間(スペース)を作る」とは、あらゆる物事は循環しているので、積極的に空間(余白・ゆとり・あそび)を作ると、その空いたスペースに新しい人やモノとの出会いや発想、自然治癒力などが自然と流れ入ってくる。という考え方です。

体にも、心にも、部屋にも、あらゆる現象には空間(スペース)が必要

人体の中には多くの「空間」が存在し、あらゆる器官(関節・筋肉・内臓・血管系など)が正常に働ける環境を作っています。
関節(骨と骨の間)には「関節腔」という空間があり、関節の滑らかな動きを提供しています。筋膜と筋膜の間にも空間があり、隣あう器官は、それぞれを包む筋膜がその空間を介して滑り合う事で、正常に働く事が出来ます。

※筋膜に関しては、こちらの記事でまとめています。筋膜は面白いので、ぜひ読んでみて下さい。

また、東洋医学でいう「経絡」や「気」といった目に見えない力も筋膜と筋膜の間の空間に存在していると、言われ始めています。

下流が塞き止められた川に流れが起きないのと同じように、体の中を流れる体液(血液・リンパ・脳脊髄液)も、その先に流れ込む空間(スペース)があるから循環が生まれています。内蔵も負担がかかり過ぎている状態では、正常に働く事はできません。「腹八分目」という言葉の通り、二分の余裕があると良いとされています。

体だけではなく、心にも空間が必要です。心に余裕(空間)がある時ほど、新しい発想が生まれやすく、直観も働きやすいです。他者に対しても穏やかに対応する事が出来ると思います。
コミュニケーションにおいても、「パーソナルスペース」いう空間があり、一定の距離感を保つ事で心地良く他者と関わる事ができます。人間関係にも程よい距離感が必要です。会話の中でも、随所に『間』のよう空白がなければ、どこかか味気ないコミュニケーションになってしまうと思います。これも空間です。

などなど、あらゆる現象の間には空間が存在し、物事が円滑に進むように働いています。

空間を作ると自然に循環が起こるので、まず手放すことから始める

何事もギュウギュウに詰められてスペースがない状態では、新しい物事が入り込む余白がありません。まず先に空間を作る・手放す事をすると、自然と循環が起こります。家の空気の入れ替えをする時、1つの窓ではなく、窓を2つ以上空けると風が力強く家の中を通るように、風の流れも、水の流れもその先に空間があって始めて循環が起きます。

世の中も自然界と同じ自然法則の中で循環していると思います。
例えば、余白が全くないスケジュールでは新しい予定を入れる事ができませんが、意識的にスケジュールに空きを作っておくと、予想もしなかった誘いや依頼が丁度その空いている時間に受ける事があります。

また、断捨離で本棚にスペースが生まれた直後に、大量の書籍をプレゼントで頂いた事もありました。人間の意識というものは、本当に面白いものだと思います。

お金も循環しているので、お金を得る事にも、空間を作る事が必要と言われます。「出したら、入る」という法則は断捨離の先生だけが言っているのではなく、様々な所で耳にします。
ある方は「お金を出したら、(無意識に)入れようとする」「なんとかなる。ではなく、なんとかする」という表現をされていました。「出したら、入る」も人間の意識が関係しているのかもしれません。

断捨離(全捨離)では、物理的にモノを手放すので家に空間が出来ますが、それと共に心や思考にもスペースが生まれ、新しい発想や直観が働きやすくなる実感があります。

「流れに乗る」という言葉がありますが、流れ(循環)の中に入っていくためにはまず、自ら空間を作っていく事が肝要です。手放す事が先です。

オステオパシーの施術も空間(スペース)を作っている

オステオパシーの施術では身体に空間(スペース)を作っています。筋膜と筋膜の間の空間、内臓と内臓の間の空間、骨と骨の間の空間(関節腔)などを作り、それぞれの器官が自由に働ける環境を整えています。

オステオパシー施術の効果の一つは、血液・リンパ・脳脊髄液の循環が改善し、体から毒素が排出される働きが促される事です。体からな毒素が排出されると、食事や睡眠、運動、趣味などから適切にエネルギーを受け取れるスペース(空間)が体に生まれます

オステオパシーでは、物理的に身体に空間を作りますが、人間は、体・心・精神の三位一体で、それぞれが常に影響を与え合っている存在です。身体に空間が作られると心・精神にも空間が生まれ、在り方(心の持ち方、物事の考え方・捉え方)にも変化が及ぶ事があります。この点に施術の奥深さがあると思います。

「健全」とは循環してる状態~変化を求めているなら、積極的に空間を作りましょう~

私達の体や心は、同じ場所に停滞し居付く事を好む傾向にありますが、身の周りのあらゆる物事は、循環して自然な状態を保っています。(例えば、流れが滞った血液は淀み、腐敗していきます。)
「健全」とは、体と心が循環している状態だと私は思っています。

空間を作ると自ずと変化が起こるので、自身の体や心、環境に変化を求めている方は、積極的に空間・余白を作ると良いと思います。また、空間を作って循環が起きた事で起こる変化は、自分にとってその時に必要な変化が自然と起きているような感覚で、心地が良いです。

「空間を作る」は、いろいろな物事に応用出来る面白い考え方です。
空間を作るためにお勧めは、断捨離(全断離)と瞑想ですが、オステオパシーの施術も空間を作る効果がありますので、ぜひ受けてみて下さい。

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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