健康観

全捨離すると身体が変わり、健康になる【断捨離と全捨離 / 実践した感想と雑感・メモ / 断捨離とオステパシー】

お知らせ

はじめに

断捨離すると健康度が増すので、施術を受けている方には断捨離する事をお勧めしています。
人間は、体・心・精神の三位一体です。この3つの調和が取れて始めて真に健康であり、それぞれが常に影響を与え合っています。よって、在り方(心の持ち方、物事の考え方・捉え方)が変わると、自然と身体も変化していきます。断捨離は、「在り方」を変えるとても良い方法だと思っています。

以前から断捨離には取り組んでいましたが、自分の持ち物の8割を手放す「全捨離」という考え方を知り、現在進行系で「全捨離」を実践しています。(自分の持ち物は8割手放しましたが、家族全体では8割には程遠い状況です。この点も後述します。)

「全捨離」を行った感想と備忘録としてのメモの記事です。

断捨離と「全捨離」の違い

断捨離とは、ヨガの哲学である断行・捨行・離行がベースにあり「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想(wikipediaより引用)」の事です。

それに対し、「全捨離」は「本当に必要なもの以外は全て捨てましょう」という概念なので、減らすモノの量が断捨離と違いがあります。「家の中にあるモノの中で、本当に必要な物は2割。残りの8割は手放しましょう」と書籍「断捨離のすすめ」には書かれています。全捨離では8割を捨てていきます。

8割を手放せばすべてうまくいく!【全捨離のすすめ】

電子書籍なので内容はすぐに読めてしまいますが、持ち物の8割の物を手放す全捨離の実践には決心と覚悟が必要だと思います。

「全捨離」を実践した感想と雑感、断捨離のメモ

以下、「全捨離」を実践した感想と、今まで「断捨離」を行ってきた雑感、備忘録としてのメモです。

「全捨離」すると好転反応が起こる

断捨離や全捨離を行うと、好転反応があり、その後身体が変化している実感があります。オステオパシーの施術や瞑想と似ている傾向がある事は興味深い点です。

私だけの体験ではなく、断捨離の後に好転反応が起こるという話は頻繁に耳にします。これは科学的には説明が出来ない事ですが、何か思い入れがあるモノを手放す事は、過去に持っていた感情や執着から離れるという事でもあるので「当時の情報を記憶していた体の膜組織が部分的にリリースされる事で、体にも変化が起こる」と私は解釈しています。

※筋膜は「過去の感情を記憶する」という側面を持っています。詳しくはこちらのページにまとめていますので、ご興味のある方はご覧ください。

私の場合、起きる好転反応は大体決まっていて、歯茎や舌、喉に口内炎が幾つか出来て、炎症が治まった後には呼吸が深くなり、身体が軽くなるというパターンです。強い好転反応が伴う時があるので、私の断捨離は非常にゆっくり、マイペースに行っています。

『玄関』何も置いていない状態がベスト

断捨離や片付けの書籍を読むと「まずは玄関から」と書かれている事が多いです。玄関はもともと「玄妙なるところへの関所」という意味を持ち、「玄妙なるところ」とは、自分自身の事を指しています。人やモノが、自分自身や家庭に入ってくる通り道である玄関を、櫻庭露樹さんは「参道」と表現しています。風水的な考え方とも関連があるかもしれません。

8割捨てたら必要なモノは収納し、玄関には何もモノがない状況がベストです。脱いだ靴は下駄箱にしまい、脱ぎっぱなしにはせず、玄関には傘立ても置きません。「断捨離のすすめ」には小物も置かない方が良いと書かれています。(この点は趣向による所があると思います)

「床を磨く」「床面積を拡げる」

全捨離では、持ち物の8割を捨てた後に「床を磨く」「床面積を拡げる」という事を行います。櫻庭露樹さん曰く、「床」=「自分自身」を表しているそうです。また床を「拭く」ではなく『磨く』という言葉がとても綺麗な表現だと思います。自分の在り方(心の持ち方)が変わる取り組みだと思いますが、「床を磨く」「床面積を拡げる」に関しては、実践している最中ですので、気づきがありましたら記事の中に追記していきます。実際は、床だけではなく、台所、シンク、流し、便器など何でも磨いていくそうです。

現在の自分にとって何が大切なのか

全捨離していると、スムーズに捨てる事が出来るモノと、悩んでなかなか捨てられないモノが出てきます。私の場合、悩んで捨てられないモノの多くは「過去の思い出や感情」が付随している場合で、過去に執着している自分に改めて気づきました。また、過去の思い出が付随しているモノの中でも「今現在の自分にとって本当に大切か」という基準で改めて考えると、手に残る物は多くはなかったです。
人それぞれキャパシティーや容量に違いがあり一概には言えないですが、私の実感としては「現在」という時間軸で考えると、人が大切に出来るモノの数はそう多くないんだと感じました。

やるべき事に集中できる

断捨離や全断捨で持ちモノが減っていくと、仕事でもプライベートでも「やるべき事」に集中してエネルギー(時間や労力)が注げるようになる実感がありました。
人の体力にも使える時間にも限りがあるので、全捨離の実践で人生がシンプルに進む予感がしています。

「要らないモノを手放す全捨離ですが、それはむしろ、本当に大切なものや人だけに囲まれて生きていくという決意でもあり、在り方でもあります。」

「全捨離のすすめ」より引用

実践してこその「断捨離」「全捨離」

今まで断捨離の書籍をいくつか読んでいますが、本を読んで知識を入れたら満足してしまう事が何度もありました。「断捨離」「全捨離」に関しては、実際に行動に移さなければ何も意味をなさないので、身の回りの小さな事から取り組み始める事が大切だと思います。「断捨離」でも「全捨離」でも、まずは捨てていく事から始まるので、まずはシンプルに考え、細かい方法論や知識を取り入れるのはそれからでも遅くないと思います。

まずは手放していく!目標は8割手放す!

一ヶ月触れないものは手放す

人が管理できるモノの数は、個人差はあれど限界があるので、全捨離では「一ヶ月触れないものは手放しましょう」と説いています。
風水では一年を目安としている事が多いです。一カ月はかなりシビアな基準ですが、何か自分の中に時間の基準を作ることが大切な気がしています。たとえ3年間触れていなくても改めて手に取ってみると思い出が溢れてきたり、温かい気持ちになったりする大切なモノはあると思うので、全てに当てはまる要点ではないと思いますが、家の中には存在を忘れてしまっているようなモノも以外とあると思いますので、そのようなモノは手放していきましょう。

決心と覚悟とタイミング

「全捨離」には、決心と覚悟が必要だと思います。そして行うタイミングがあると思います。持ち物の8割を手放す事は通常では出来ないです。自分自身や環境に強い変化を求めているからこそ「全捨離」を実践しようとは思うわけですから、「全捨離」を始めてみて挫折する場合、その時ではなかったと一度諦めて、機を待つ事もありだと思います。(私は何度も断捨離を始め、何度も挫折しています)

決心と覚悟が強い程、大きな変化が期待できます。そして、人生の中で変化を求めるタイミングは必ず来るので、それが「全捨離」を行う絶好の機会だと思います。

家族や子供がいる場合の断捨離

家族全員が、断捨離や全捨離に積極的とは限らないし、時には反対される事もあると思います。私の家庭の場合、私自身の全捨離は一度終えていますが、家族全体で考えると8割には程遠い状況です。
「断捨離」や「全捨離」は自分自身で行うからこそ意味があります。自分で手放す選択をするから「在り方(心の持ち方」が変わっていきます。家族や子供に強要、強制は出来ないし、家族のモノをこちらの判断で捨ててしまった場合「大切なモノを勝手に捨てられた」という出来事はその後マイナスに働く可能性の方が高いと思います。

家族のモノに関しては、手放す相談はしますが、必要以上に促したりはしないようにしています。この点も、機を待つ事が必要かと思っていますし、家族に心境の変化がなかったとしても仕方ない事と思います。

「もったいない」という気持ちを捨てる

全捨離には「もったいない」という気持ちを捨てる必要があります。今は使ってないけど、未来に使うかもしれないモノは「必要になったその時に買う」という考え方が必要です。損をするという気持ちが断捨離を邪魔する事が往々にしてあります。モノを捨てられないという方の話を聞いていると「(値段が)高かったから」という理由で断捨離できない事がとても多いです。

私が断捨離を始めたのは母の影響が強いと思っています。思い返してみると、小学生の頃から「捨てる」という事を散々言われ続けているので、断捨離実践者になった今になると感謝しかありません。そんな母から頂いた言葉が、全捨離中の私の背中をいつも後押ししてくれているので、紹介したいと思います。

「私が今まで捨ててきて後悔したのは、大切な人からの手紙だけ。買えるものはまた買えば良いのよ。」

捨てるかどうか迷った時

断捨離している中で、モノは3つに分類されます。「すぐ捨てられるモノ」「捨てるか迷うモノ」「現状使っている、もしくは大切なので捨てないモノ」です。
悩み所は「捨てるか迷うモノ」にどう対応するかですが「全捨離のすすめ」には、『要るかどうか、迷ったものはすべて捨てる』と書かれています。

私のお勧めは、迷った時にはすぐには捨てずに一度そのままの位置に戻しておく。少し自分に時間的な猶予を与えて、その事は一度忘れておきます。表層の意識としては忘れていても潜在意識ではその事を覚えているので、ふとした瞬間に「あれは捨てても大丈夫だな」という想念が浮かぶ事があるので、それは手放していきます。残ったモノは、まだ自分にとって何か意味がある大切なモノという事を認識する事が出来るので、今までより大事にする事が出来ると思います。
これを習慣化して繰り返していくと、自ずとモノが減っていきます。

断捨離とオステオパシー

断捨離したいけど捨てる事ができないという方から「ほとんどのモノに想い入れがあるから捨てられない」という意見を聞く事があります。このような方の場合、そのままの状態で断捨離を勧める事は困難な道であると思います。

「はじめに」でも書いていますが、人間は、体・心・精神の三位一で成り立ち、それぞれが常に影響を与え合っています。断捨離がスムーズに進まない場合、まず身体から変化させて「手放す」事のベースを作るという点で、断捨離とボディーワークの相性はとても良いです。断捨離の根底にあるヨガも、まずはハタヨガ(体のヨガ)の習得から始まります。
当院で行っているオステオパシーの施術も断捨離を効果的に行うための一助となると思いますので、ご興味のある方はお問い合わせ下さい☆

おわりに 『全捨離』すると体にも心にもスペース(空間)が生まれる

「全捨離」を実践して再認識しましたが、居住空間と人の身体や心の状態はリンクしている部分が少なからずあると思います。断捨離や全捨離すると、部屋にスペース(空間)が作られるのと同時に、体や心にもスペースが生まれるような感覚が実感としてありました。思考がクリアになり、何より体が軽く柔らかく感じます。また思考を行動に移す事が速くなりました。断捨離すると健康度が増すと思いますので、健康法の一つとしても「断捨離」「全捨離」をお勧めいたします。

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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