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目次
はじめに 妻の体にワクチンの副反応が現れる
妻がコロナウイルスのワクチンの2回目接種を終えた後、強い副反応(副作用)が体に現れました。症状として、38℃台の発熱、倦怠感、頭痛、腹痛があり、とても辛そうだったので、効果があるかは分かりませんでしたがオステオパシーの施術を施しました。
コロナワクチン接種後で副反応が現れている体を多くを診ていないので一概には言えませんが、妻の体に触れた時「普段の施術の中ではあまり感じない類の感覚」が私の手の中で感じられました。コロナワクチンが体へ与える影響を施術者として考えさせられたので、自らの備忘録と誰かのためになるかもしれないと思い、記事にしました。
※妊娠中であったため、母体と胎児へのワクチンの影響を懸念して、ワクチン接種1回目・2回目共に遅いタイミングで接種となっています。
オステオパシーの視点で診たコロナワクチン接種後の体の状況と施術
ワクチン接種日と種類
- 1回目:1月29日 (ファイザー)
- 2回目:2月19日 (ファイザー)
オステオパシーの検査は主に触診(手で触れて)行います。私の手の中で感じた感覚なので言葉では十分に表現できない所がありますが、副反応が現れている妻の体は「体のあらゆる所が外側から圧迫を受けているが、全身が緊張して硬くなり、その圧迫を逃がす所がない身体の状況」と感じられました。
「体のあらゆる所が外側から圧迫を受けている」という感覚は、普段の臨床では感じる事ない感覚だったので、コロナワクチンの未知数さを感じました。また通常、体には一定の柔軟性あり、体の一部分に緊張が起こっても、その緊張を他の部位で補えるように出来ていますが、その時の妻の体は全身的に緊張していたので、体の中の硬さや圧力を逃がす事が出来ない、キツイ体の状況と感じました。(この時、本人も「体が固い」と言っていました。)
施術としては、まず頭部や骨盤の状態を整えるように施術してみましたが、体に大きな変化は見られませんでした。直観的に局所ではなく体の全体性を整える施術の方が適切と感じたので、バイオダイナミクス(オステオパシーの施術方法の一つ)で、上記の私が感じた感覚が消えるまで施術を続けました。体を整えたというよりも、コロナワクチンに対してとっていた体の反応を解消したという方が表現として正しいかもしれません。
副反応の経過としては、翌日には解熱、倦怠感と頭痛は治まっていましたが、腹痛は残っていました。再び体を診たところ、骨盤の関節(仙腸関節)が硬く閉じていたので、仙腸関節を解放。その二日後には腹痛も解消しました。
おわりに
冒頭でも述べたように、コロナワクチン接種後で副反応が現れている体を多く診ていないので、オステオパシーの施術で効果的があったのかは正直分かりません(時間の経過で症状が改善した可能性もあると思います)。しかし、施術者として手の中で感じた感覚を伝えていくことはとても大切であると思っているので、今回記事にしてみました。今後もこのような機会があれば、施術を行っていきたいと思います。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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