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怒っていたり、腹を立てていたり、癇癪をおこしていたり、思い悩んでいたりするときは、飲食をしてはなりません。(4124-1)
エドガー・ケイシー
エドガー・ケイシーが残したこの言葉から、私が高校生の頃のある出来事を思い出しました。
高校2年生の試験期間中の時のこと。勉学に怠けてしまっていた私は、普段の不足分を補うために、急ぎ足で食事を済ませ、試験の知識を詰め込もうと、食事から休む暇もなく机に向かっていた時、強い胃痛に襲われました。
その痛みは一週間も続き、体を起こし頭を使うと胃が痛くなるため、勉強もできず、試験も受けれずで結局、試験期間が終わったあとで補講を受けることになった痛い記憶があります。
当時の私は、胃痛が起きた原因を食事を済ませて、時間を空けずに頭を使ったために胃腸に負担がかかったと考えていましたが、今当時を顧みてみると、それは単なる引き金であったと思います。それよりも友人関係に悩みを持ち、ストレスを感じながら過ごしていたことが胃腸に影響し、いつ不調を起こしてもおかしくない状況でした。
(自分を感じる感性が高校生の時にあれば、また違った高校生活を送っていたのかもしれません。)
エドガー・ケイシーは他にも、心理面と内蔵の関係に言及する言葉をいくつも残しています。
心配事やイライラすることがあると、それらの心配事や苛立ちが中枢神経系と循環器系の諸器官の機能と、交感神経にも影響を及ぼすことになる(338-9 )
エドガー・ケイシー
隣人を憎んで、なおかつ胃や肝臓のトラブルを免れる人は誰もいない。嫉妬心を 持ち、怒りが生じるがままにしている人で、消化を乱したり、心臓の不調を免れる人 は誰もいない(4021-1 )
2つの言葉は「イライラや怒りの心理」⇒「 胃腸や心臓などの内蔵に影響する」という順序ですが、反対に食事の内容や量を変えることで心理面をコントロールすることができるのでは?と思い、最初に紹介した『怒っていたり、腹を立てていたり、癇癪をおこしていたり、思い悩んでいたりするときは、飲食をしてはなりません』という言葉を時おり実践しています。
先日、目覚めた瞬間から、ある対象への怒りの感情が沸き、同時に歯根部の痛みを感じました。自己施術や瞑想、呼吸法など朝の時間のない中で色々試してみましたが、はっきりとした改善は見られず。その日は朝食と昼食を抜き、水分だけ飲んで過ごすことにしました。すると昼過ぎに歯根部の痛みはなくなり、夕方には普段よりも爽やかな気持ちでいることに気が付きました。(怒りの感情を持っていたことを忘れていました)
空がより青々と見え、緑が揺れている様子が愛おしく感じるように精神的な落ち着きを感じました。ある対象へ向けていた怒りがとても些細なことに感じられました。
私だけではなく現代の日本で生活する多くの方は、気付かないうちに飽食の状態にあり、体で分解しきれないほどの栄養素を取り込んでいるために、常に胃腸に負担がかかっていると言っている方もいます。怒り、イライラ、不安、心配など、感情的なストレスが感じられる時は、胃腸に負担がかかっているという体からのサインかもしれません。そんな時は、一度食事に目を向けてみることを勧めます。
ストイックになり過ぎない方法が良いと思います。シンプルに食べる量を減らす、胃腸に負担の少ない食事を意識する、一回の食事を抜いて様子を見る、などなど自分に合いそうな方法を試してみて、からだの声に耳を傾けてみて下さい。
体験的に、食事が変わると、自分の周りの世界が違って見えてくると思っています。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
案内動画はこちら
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