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目次
呼吸が浅い人が増えている
直近3ヶ月の間に初診で見させて頂いた方に共通する体の状態があります。それは「呼吸が十分に出来ていない」という点です。
呼吸は酸素と二酸化炭素の交換をしているただけではなく、体の中の圧力(内圧)を変化させて血液やリンパを運ぶポンプの働きも担っています。そのため、呼吸が浅くなれば体の循環が弱まり、血液、リンパそれに加えて脳脊髄液の流れが滞ります。個人的な見解ですが、最近体に不調が現れたという方は、元々持っている体の体質に加えて呼吸が浅くなった事で体の循環が弱まり、何かしらの症状が現れている可能性が高いのではないかと思っています。
なぜ呼吸が浅くなるのかを考えた時、コロナウイルスによる現在の生活は無関係ではないと思います。マスクの常用は肺の働きを低下させ、生活の制限によるストレスは自律神経を乱す事につながるからです。長期的な巣ごもり生活が余儀なくされてしまっている今、気づかぬ内にストレスを抱えている方は多いと思います。例え小さな我慢やストレスでも、蓄積し許容量を超えるとそれは体や心に影響を与えます。
現在の状況がいつまで続くかは分かりません。「呼吸の働き」を高めておく事は多くの人に必要であると感じています。
【呼吸法】 野口整体「邪気の吐出」
呼吸の働きを高める一つの方法として、野口整体の「邪気の吐出」をお勧めします。
呼吸法には様々な方法がありますが、邪気の吐出は呼吸の主な筋肉である横隔膜を緩めると同時に、名前の通り溜め込んだ負の感情や精神的なストレスも体の外に吐き出す事が出来る点が優れています。
邪気の吐出の詳しい方法は、藤田一照さんが書かれた記事をご紹介したいと思います。イラスト入りでとても分かりやすく解説されています☆(記事の中盤で「邪気の吐出」のやり方が書かれています)
邪気の吐出を実践した感想と気づき
毎晩、就寝前に邪気の吐出を行っています。私自身の感覚にはなりますが、気付いた事を2点を述べておきたいと思います。参考にして頂けたら幸いです。
- イメージが大切
邪気の吐出を実践する際、みぞおちに当てる手の位置や体の倒し方などのやり方ももちろん大切ですが、それ以上に「カラダの中にもやもや溜まっている邪な空気を吐き切るイメージ」「一度死んでみるつもりで息を全部吐き出す」「自分を癒やす滋養のある空気がまわりにたくさんある、とイメージする」などのイメージがより重要であるように感じました。イメージが出来ていれば一日一回で十分に効果があり、自然と大きなあくびが出てきます。 - 自分が何にストレスを感じているか気づきがある
溜め込んだ負の感情や精神的なストレスは横隔膜に記憶されると言われています。息を吐いていく中で、ストレスに感じているであろう事柄や人物が思い浮かぶ事がありますが、普段の自分は全く気にしていなかったような内容がビジョンとして現れる事が度々あり、また邪気の吐出を行った後で何故か昔の記憶が鮮明に蘇る事がありました。頭では忘れていても体(横隔膜)にはその記憶が残っていて、現在のストレスと紐づいている。そのような気づきがありました。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
案内動画はこちら
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