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今回は左股関節痛と腰痛があり、変形性股関節症・変形性腰椎症と診断された70代の女性の症例報告です。整形外科で撮ったレントゲンを見せて頂くと、第1腰椎だけが大きく後方にすべっていて(腰骨の位置が本来あるべき所から後方へずれている状態)脊髄を圧迫し、左股関節では骨頭部が潰れて楕円形になっていることが確認できます。
レントゲン上での股関節と腰部の変形が大き過ぎるため、オステオパシーの施術でどれだけ痛みが改善できるかは分からないことを伝えた上で施術を行いましたが、結果としては3回の施術で左股関節の痛み・腰痛ともに解消したので症例報告とさせて頂きたいと思います。
変形性股関節症、変形性腰椎症 / 70代 女性
症状
歩行時に左股関節の痛みあり。腰は特にベッドから起き上がりや寝る姿勢になる時に痛みが強く、痛くて前にかがめない。左股関節の可動域の制限(屈曲60°程度)。便秘あり
既往歴(今までの病歴)
右股関節は人工関節に置換されている。左股関節は60代に骨折(骨幹部はボルト固定されている)
骨粗しょう症で服薬治療中。便秘症、過去に2、3回腹膜炎になったことがある。
施術内容と経過

初回時には左股関節周囲の筋膜と仙腸関節を緩めることを中心に実施。左股関節の可動性が回復していくと共に、骨盤内の大腸(直腸とS状結腸)・小腸も緩んでいくことを感じる。股関節の痛み8→5に減少。仙腸関節が硬く、一度の施術では十分には緩められない。
2回目・3回目の施術では初回時の施術に加えて、胸椎・腰椎部の硬膜のリリースを行う。第1腰椎部の硬膜(脊髄を覆う膜組織)の緊張が強く、他の組織との滑り合いがないためリリースに時間をかける。3回目の施術後には歩行時の左股関節痛なし。前かがみの姿勢も取れるようになっている。寝起きはゆっくりと行っているが痛みはない。
簡単に考察
今まで診てきた股関節痛の方と同じように、今回のクライアントの方も股関節痛と可動域制限の要因として、大腸・小腸の硬さが関わっていたように思います。特に今回は腹膜炎の既往のために、左下腹部の腹膜が癒着を起こし硬くなっていて、その硬さが骨盤や左股関節、腰椎に影響を与えていました。今後施術を継続していくと便秘に対しても効果が表れてくるのではないかと考えています。
※オステオパシーの施術の効果には、個人差があります。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
案内動画はこちら
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