お知らせ
- オステオパシーってどんな施術方法なの?
施術の特徴を簡単に解説します - 初回2000円引きキャンペーン実施中
施術料金を初回限定で¥6000円で実施しています。施術内容・出張範囲など詳しくはこちら。 - 施術料金の返金保証制度
”初回の施術に満足いただけなかった場合” や ”症状が改善する希望が持てなかった場合” には、初回の施術料金を返金しております。 - 当院での新型コロナウイルス(COVID-19)対応について
- オステオパシーと自然治癒力に関するおすすめの書籍
目次
モニター募集に至った思い
今までに、頭痛で悩まれている数十名の方の施術をしてきましたが、オステオパシーの触診で体を診た時、頭痛が引き起こされている原因は人それぞれに違いがありました。一例をあげると
- 胸郭(胸部)に柔軟性がないために、頭の血液循環が滞り、頭痛が起きている。
- 骨盤の関節や骨盤内の内蔵に硬さ・歪みがあるために、それが頭部に影響している。(※頭蓋と骨盤は強く関連します。)
- 電磁波や化学物質(例えば重金属)の影響を受けて、脳神経が過敏に反応してしまっている。また肝臓や腎臓の働きが弱っていて化学物質などの毒素を排出できる状況にない。
- 足首の捻挫の既往があり、そこから硬膜(神経と脳をつなぐ膜組織)が引っ張られて、緊張性頭痛が起きている。
など、頭痛が起きている原因は多種多様で、また原因が一つという事はなく、いくつかの要因が合わさって症状が起きている場合が多くありました。当ホームページで記載しているように、オステオパシーは全身を診て、原因となる部位を探し、そこを手技によって調整する手技療法です。非常に多くの方が悩まれている頭痛に対してオステオパシーが貢献できることが多いように思い、モニターを募集することにいたしました。
モニター料金として施術を受けて頂きやすい価格にしていますので、頭痛に悩まれている方はぜひ、この機会にオステオパシーを試してみて下さい。
「頭痛」モニター募集要項
モニターの対象となる方
- 頭痛で悩まれている方
診断の有無や症状は問いませんが、二次性頭痛が考えられる場合は、医療機関を受診した上で施術をお受けいたします。二次性頭痛の詳細は下記【頭痛の種類】に記載しています。 - モニター終了時に感想を頂ける方
1.1回目もしくは2回目の施術後にお渡しする感想の記入用紙を帰宅後に記入
2.記入後にスマホで写真撮影する
3.その写真をメールで送る(メールアドレスは施術後にお伝えいたします)
モニター料金
各4,000円 (1回目・2回目)
※3回目以降、継続される場合は通常料金となります。
※遠方への出張施術の場合、別途出張費用がかかります。(出張費用に関しては、出張・訪問オステオパシーのページでご確認下さい。
募集人数
先着10名様 (2023年10月末まで募集しています)
施術の流れ・所要時間
通常の出張・訪問オステオパシーと同じ施術の流れ、同じ施術の所要時間で行います。詳しくは下記「出張・訪問オステオパシー」のページをご覧下さい。
お申込み方法
予約フォームより、ご希望時間帯を明記の上お問い合わせ下さい。
※予約フォーム内「症状について」の項目にモニター希望の旨、お記載お願いいたします。
以下に「頭痛の施術実績と施術を受けられた方の感想」「頭痛の種類とオステオパシーの適応・禁忌」「当院での頭痛に対する施術の考え方」「頭痛のコラム」を記載しています。ご参考になさって下さい。
「頭痛」症状の施術実績と感想
[更新日]2023/01/20
- 施術人数:10人
- 施術後の経過:10人中、8人は頭痛が緩和・症状の消失、2人は多少の緩和、1名は施術後の経過を把握できず。
- 施術事例①:10年前から慢性の頭痛があり、特に仕事における心理的なストレスがかかる時期には強い片頭痛が毎日起こっていた。時には閃輝暗点(せんきあんてん)が伴う場合があり恐怖感を感じていた。施術としては頭蓋硬膜と骨盤部の調整に時間をかけて行った。一回目の施術後「体全体の力が抜けて頭がふわっと軽くなる」感覚があったとの事。5回目の施術後には強い片頭痛は起こらなくなり、その後は仕事のストレスが加わってもたまに軽い頭痛がおきる程度に症状が治まっている。
☆頭痛の方は、頭蓋骨ー背骨ー骨盤をつなげている硬膜という膜組織が緊張している場合が多いので頭部だけでなく、背中や骨盤部も硬くなっていて、施術後には「全身が軽く感じる」という体感を感じられる方が多いです。 - 施術事例②:長年の股関節痛に加えて、最近締め付けられるような頭痛が起きている。左右の股関節と頭蓋骨の調整を行う事で3回目の施術後には股関節の痛みの度合いが9→2に改善。しかし、頭痛に関しては施術後には消失するものの元に戻ってしまう。話を伺うと仕事でパソコンに向かう時間が長くなった時期から頭痛が起こり始めた事が分かった。パソコン画面上でのブルーライトカットの方法を伝え実施して頂く。それと共に、頭蓋骨の調整の割合を増やして施術する事で、緊張性の頭痛が解消に向かった。
☆パソコンやスマートフォンに触れている時間が長い方で、頭痛や肩こりが起きている場合、画面のブルーライトと電磁波に対する対策を行うことで症状の改善のために必要になる場合があります。 - 施術を受けた方の感想(クリックで拡大します)
【頭痛の種類】オステオパシーの適応と禁忌
頭痛は大きく「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。
一次性頭痛(緊張性頭痛、片頭痛など)
生命に関わる病気が関連していない頭痛です。オステオパシーを含めて整体での施術の適応となります。一次性頭痛は、さらに「緊張性頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」に分けられます。
緊張性頭痛
緊張性頭痛の症状として、頭全体が締め付けられる、眼が疲れてぼーっとする、頭が重い、と表現される方が多いです。また、頭から首や肩に付く筋肉が緊張し、肩こり・首こりを伴います。今まで診てきた緊張性頭痛の方に、パソコンに長時間向かうようなデスクワークの仕事をされている方が多く、私見として、パソコンから発しているブルーライトが緊張性頭痛には関係していると考えています。また、長時間のデスクワークや寝不足など肉体的な負担がある上に、仕事場や家庭での精神的なストレスが加わって、緊張性頭痛が起きていることが多い印象があります。
片頭痛
片頭痛では、頭の片側もしくは両側が、ズキンッズキンッと拍動するような頭痛が起こります。吐き気や肩こりを伴ったり、運動後やリラックスした時に悪化することが特徴です。強い片頭痛の前ぶれとして『眼の前に光が見えて眩しく、目がみえずらくなる』そのような兆候があります。平日の仕事中に、頭がしめつけられるような頭痛があり、休日リラックスすると拍動するように痛む。緊張性頭痛と片頭痛が混合している方もいらっしゃいます。
群発頭痛
筋緊性頭痛や片頭痛と比べて稀な頭痛です。臨床例が少ないので、引用させて頂きます。
群発頭痛は最も激しい頭痛を起こす病気の代表ですが、およそ1万人に一人と稀です。睡眠中などに、眼の奥に激しくキリを差し込まれるような、片側だけの頭痛が短時間出現します。流涙や鼻汁と共に、不穏・興奮を伴うのが特徴です。
引用「鷹の子病院 脳神経外科 頭痛センター」
二次性頭痛
何らかの病気が原因となり、起きている頭痛です。 以下が二次性頭痛が起きる病気の一例です。
- 脳卒中(脳梗塞や脳出血など)
- 脳腫瘍
- 髄膜炎や脳炎などの感染症
- 頭部外傷
二次性頭痛が疑われる兆候
- 突然の強い頭痛
- 頭部を何か堅いもので殴られたような突発的な痛み
- 体に力が入らない、しびれや呂律が回らないなどの症状を伴う頭痛
- 日に日に頭痛の強さと頻度が増していく頭痛
- 吐き気・嘔吐・発熱、めまいなどを伴う頭痛 など
*オステオパシーは、西洋医学に取って代わるものではなく、代替医療の立場にあります。二次性頭痛が疑われる兆候がある場合、まずは脳神経外科など医療機関にて医師の診断を受け、適切な処方・処置が必要になります。CTやMRIなどの精密検査をした上でも頭痛の原因が分からない場合に、オステオパシーの施術を選択枝の一つとして考えて頂けたらと思います。
当院での頭痛に対する施術の考え方
上記の通り「緊張性頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」が考えられる場合に、オステオパシーの施術が適応となります。
オステオパシーでは、頭痛の種類によって施術部位や施すテクニックが決まるわけではありません。頭部だけでなく、胸部・脊骨・骨盤・下肢(脚)、身体全身の状態を触診により評価した上で、症状の原因を探していきます。そのように体を診ていくと、頭痛をお持ちの方は『頭部の循環が悪いために、頭蓋骨の中にある脳や血管が圧迫を受けている』そのような状態が、頭痛の種類に関係なく共通してみられます。
循環の悪い脚にむくみが起こるのと同じように、頭部での循環が悪くなると、体液(血液、リンパ、脳脊髄液)が滞り、頭蓋骨の中での水分量が多くなります。例えるなら、水風船に適量以上の水を入れた状態になり、脳や血管に強い圧力がかかることになります。
頭蓋骨の中で血液や脳脊髄液が滞ることによって、脳や血管に圧力がかかり「緊張性頭痛」が起きる。休日や睡眠中に体がリラックスすると、加わっていた圧力が緩み、急激に血管が拡がるために周りの神経が刺激されて「片頭痛」や「群発頭痛」が起きる。このようなメカニズムが一つ、頭痛の方には起きていると私見として考えています。当院では『頭部の循環を改善し、脳や血管に加わっている圧力を事前に減圧しておく』そのことを、一つの指針として施術しています。
当院での頭痛の方に対するオステオパシーで、考慮していく点をいくつかご紹介したいと思います。
頭蓋骨と背骨と骨盤のつながり
人間の身体の中では、膜組織が立体的な編み目を作るように全身に張り巡らされていますが、脳や脊髄などの神経系を包む膜組織には『硬膜』という名前がつけられています。
神経系の要になる脳は頭蓋骨に覆われ、それに続く脊髄は、首から腰まで連なる背骨の中を通り、脊髄の延長にある神経は仙骨(骨盤の中心にある骨)と尾てい骨に付着します。神経系を包む『硬膜』は頭蓋骨-背骨-骨盤に一つの強いつながりを与えることになります。この硬膜による頭蓋骨-背骨-骨盤のつながりから、頭蓋領域のオステオパシーは別名「頭蓋仙骨療法」とも呼ばれています。
例えば、骨盤の内にある大腸の硬さが原因で、骨盤に捻じれが起きた場合、捻じれの力は背骨の中の硬膜を引っ張り、頭蓋骨を歪ませる力が加わります。また、体の土台となる下肢(脚)は骨盤に直接的な影響を与えるので、例えば過去の捻挫で足首に硬さが残っている場合には、骨盤・背骨を介して頭蓋骨にも影響を及ぼすことになります。
このように考えると、頭痛という頭部に現れる症状であったとしも、オステオパシーの原則に立ち戻り「体を一つのユニット」として捉えて、身体全身を診ていくことがやはり必要になってきます。
脳脊髄液を循環させる
脳脊髄液は血液、リンパに次ぐ第三の循環だと言われています。脳脊髄液は、脳の中で作られ、脳や脊髄を循環し、特に脳圧(頭蓋骨の中の圧力)のコントロールに大きく関わっていますが、それ以外にも神経系の老廃物の吸収と栄養を与える事や、脳を衝撃から保護する役割を担っています。
一般にあまり周知されることの少ない脳脊髄液ですが、オステオパシーでは100年以上前から研究と実践がなされ、症状と原因を考える上で重要視されています。頭蓋に対するオステオパシーの先駆者であるDr. ウィリアム・ガナー・サザーランドは、脳脊髄液の事を「バッテリー液」と好んで呼んでいました。バッテリーとは繰り返し充電することが可能な蓄電器の事を指します。車がガソリンだけで動くことはなく、バッテリーがあるからこそ、エンジンを始動させる事ができるのと同じように、血液の循環や神経の伝達のような、人間の生命活動を作り出している源の力が、脳脊髄液の流れにはあるとサザーランド考えていました。
脳脊髄液は至高の液体である
ウィリアム・ガナー・サザーランド
この脳脊髄液の循環が滞りない状態に維持することが、頭痛の方の施術をする上での一つの焦点になってきます。
胸部の硬さを解放する
脳内で作られ、脳と脊髄を栄養しながら循環した脳脊髄液の一部は、最終的には血液として心臓に戻ります。
オステオパシーの手技で、脳脊髄液の循環を促したとしても、心臓が血液を受け入れることができなければ、脳脊髄液が完全に循環することはありません。
当院のオステオパシーでは、頭蓋領域のオステオパシーを施す準備として、心臓の周りにある肺や横隔膜との関係性や、心臓や肺を覆っている骨格である肋骨や胸骨(胸の中心にある骨)の状態を確認し、必要であれば事前に胸部の硬さを解放しておきます。
『硬膜』が緊張する理由
『硬膜』は脳や脊髄などの神経系の全体を包む膜組織です。硬膜は臨床上、様々なことに影響を受けて緊張や歪みが生じています。私見として、自分自身に対するネガティブな感情や思考は硬膜を緊張させると考えています。それ以外にも、化学物質や電磁波に敏感に反応する方は、オステオパシーの施術で体のバランスを整えたとしても、PM(2.5や0.1)が含まれる空気を吸う、強い電磁波に触れる(最近では5G)ことをした、その瞬間に硬膜が緊張し、症状が再発することがあります。
化学物質や電磁波に過敏に反応する体質を持っている場合には、オステオパシーの施術以外にも対応が必要になるので、生活場面でのアドバイスをさせて頂いています。
様々な要因が積み重なって、頭痛が起きている
頭痛に限らないことですが、症状の原因は一つではなく、様々な要因が積み重なった結果として頭痛という症状がおきています。
例えるなら、コップに注がれた水がコップから溢れ出た時に、症状が身体に現れる。そのようなイメージが分かりやすいかもしれません。
コップに入っている水の量を減らしておけば、多少水を足しただけでは、水が溢れはしないと思います。オステオパシーの施術は、この水の量を減らす行為と似ています。季節の変わり目で気圧が大きく変わった時、仕事の繁忙期で心理的ストレスが多い時、妊娠でホルモンバランスや骨盤の変化があった時など、大きな肉体的、心理的ストレスが加わった時に頭痛が起きる方が多いですが、水の量を減らし(具体的には、脳や血管に加わっている圧力を減圧し)変化に対応できる幅を体に作っておくことで、頭痛を改善、予防することが可能になります。
当院での頭痛に対する施術の考え方は以上になります。
頭痛に関するコラム
頭痛持ちには偉才が多い?【脳過敏症候群】
頭痛専門医の清水俊彦先生は、片頭痛や緊張型頭痛などが慢性的に起こる原因として「脳の敏感さ」と「脳の異常な興奮」があることを説き、2010年に『脳過敏症候群』という新しい頭痛の名称を提唱しました。
慢性的に頭痛が起きる人の脳は、生まれつき敏感な性質をもっていることが多いそうです。また脳の敏感さは、感受性の高さも意味しているので、芸術分野で活躍された偉人にも慢性頭痛に悩まれていた方が多くいたと言われています。
モーツァルト、ショパン、ベートーベン、ゴッホ、ピカソ、夏目漱石や芥川龍之介、樋口一葉など
私が施術してきた頭痛の方の中にも、化学物質過敏症の方、電磁波に過敏に反応する方、精神的なストレスを感じやすい方、HSP(敏感な気質)を持っている方がいて、頭痛と「敏感さ」には関係性がある印象を受けます。
気象性頭痛・天気痛について
「季節の変わり目に頭痛が起こる」「梅雨や天候が崩れた時に頭痛がする」という方が頭痛の方には多くいらっしゃいます。これは気候の変化の中でも特に「気圧の変化(低気圧)」によって起こるとされ、気象性頭痛や天気痛と呼ばれています。
気圧の変化によって起こる症状としては、頭痛以外にも、めまい、倦怠感(体のダルさ)、浮腫(むくみ)、気分の落ち込み、関節痛があります。
気象性頭痛はなぜ起きるのか?
気象性頭痛が起こる要因として2つのメカニズムが考えられています。
- 自律神経の失調
耳の奥に「内耳」という平衡感覚を司る器官があります。内耳には、気圧の変化を感じ取るセンサーの機能があることが研究により分かってきています。
内耳が気圧の変化に過敏に反応すると、その変化を脳に過剰に伝え、自律神経のバランスが乱れて頭痛などの症状が起こると考えられています。 - 体内の水分バランスが乱れて起こる
東洋医学では、気象病の多くは『水毒(すいどく)』であると考えられています。 ※水毒とは、血液やリンパ液など、体液の循環が悪くなり、体内に溜まった水分がうまく排出されない状態の事。
気圧変化によって体内の水分バランスが乱れることで気象性頭痛や天気痛が起こるとされています。
気象性頭痛、天気痛に対するオステオパシー【腎臓の調整】
人の体の中で、水分が占める割合は約60% (例えば、体重が60kgならば、約36リットルもの水分を体内に蓄えていることになります。)
体内の水分量をコントロールする上で大きな働きをしているのが腎臓です。腎臓は、体に蓄えられている水分の中から尿を作り、余分な水分を体の外に排出する事で水分バランスを整えています。腎臓の働きが低下すると、体内の水分バランスが乱れ、気圧の変化への対応が難しくなります。頭痛の中でも特に気象性頭痛がある場合は、施術の際に腎臓の状態を確認し、腎臓が最大限に機能できるよう調整していきます。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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