代替療法の体験記

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを受けてきました【湘南・大磯 クラニオバイオとアロマ écru.】

お知らせ

はじめに

以前から、受けたいと思っていた大磯にあるécru.池田さんの『クラニオセイクラル・バイオダイナミクス』のセッションを受けてきました。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを受けるのは初めてでしたが、今まで受けた事のない感覚と、身体の変化の大きさに驚きました。自分にとって大きな学びを得たので、感想を残したいと思います。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとは

クラニオセイクラルとは、クラニオ=頭蓋骨、セイクラル=仙骨(骨盤の真ん中の骨)の意味で、頭蓋骨と仙骨が硬膜(神経系を包む膜組織)で強くつながり、連動して動くことが由来して名前がついています。バイオダイナミクスという言葉は、教育論者として有名なルドルフシュタイナーが提唱する「バイオダイナミクス農法」という有機栽培の考えが基になっていると言われています。

頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル・セラピー)、クラニアルオステオパシー、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスなど、頭蓋骨に対する施術には様々な流派があり、技術を教えている団体もいくつかに別れていますが、どの流派も頭蓋領域のオステオパシーを開発したウィリアム・ガーナー・サザーランドの存在が根底にあります。サザーランドが頭蓋の施術を開発した当初、直接的に力を加えて調整する方法で行っていましたが、その晩年には身体の周りにあるエネルギー場を利用した矯正方法に変遷していったと言われ、バイオダイナミクスと名の付く技術は、晩年のサザーランドの考えに強く影響を受けています。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの詳細は、池田さんのHPを見てみて下さい。

湘南・大磯 クラニオバイオとアロマ écru.
https://ecru-bodywork.com/

池田さんのクラニオセイクラル・バイオダイナミクスを受けた感想

私は少し敏感な体質で、解剖学の知識もある程度はあるので、普通の方が感じる感覚と少し違うものを感じている面もあるのかと思います。「オステオパシーの施術者が、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの施術を受けた感想」と思って読んで頂けたらと思います。

優しく触れられているのに、体の奥深くが動いている

「優しく」という言葉だけでは表現しきれない感覚でした。包まれているような、守られているような、安心感を感じました。なおかつ身体の奥深くに触れられているような、セッションを通して、そのように触れられている感覚でした。

頭や足に優しく触れられているのに、私の身体は力強く動いていました。頭の中の脳や、お腹の内臓がグルグルと動き、癒着して(くっついて)しまっていた心臓と肺がグワーッと離れて、自由になっていくように感じました。目の奥の骨と骨の間が離れて、ジワーッと緩んで熱くなり、翌日に目の周りの力が抜けていた事が印象的でした。

(私が学んだ)バイオダイナミクスでは、身体は、身体の周りにあるエネルギー場から作られている(専門的に言うと、発生している)という考えが基にあるので、エネルギー場に触れる事で、身体を変化させていきます。この「エネルギー場に適切に触れる」ということが、容易に出来ることではなく、バイオダイナミクスを行う上での難しさであり、肝であると思ってます。
優しく触れているにもかかわらず、あれだけ力強く、体の奥深くが動くのですから、池田さんはエネルギー場に適切に触れ、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを使いこなしている数少ない施術者であると感じました。

池田さんのセッションを受けながら、頭蓋領域のオステオパシーを開発したサザーランドが晩年に残した、ある言葉を思い出しました。

テクニックではなく、優しいコンタクトである。これは無限の力である。

ウィリアム・ガーナー・サザーランド

自分の体の状態が、鮮明に浮かびながら体が変化していく

今までオステオパシーの施術を多く受けてきましたが、これだけ鮮明に自分の体の解剖学が浮かび上がってくることは初めてでした。自分でイメージしたというより、勝手に脳裏に浮かんでくるような感覚でした。

最も印象的だったのは、胸椎(胸のレベルの背骨)に触れられている時、硬さのあるバンドのような物で胸椎と心臓がつながれている。そのような映像が脳裏に浮かんできました。それは靭帯のような硬さでしたが、解剖学上ここには靭帯は存在しません。その硬さがゆっくりと割けていき、尖っていたものが丸く溶けていくように感じました。
それを感じた後、深く静かな深呼吸が無意識に起きて「今まで、しっかり呼吸できていていなかったのかもしれない。」そのような思いと同時に、ふと小学生の時にマイコプラズマ肺炎になった時の記憶が蘇ったことが印象的でした。

おわりに

体の不調でお困りの方にはもちろんの事、個人的にはオステオパシーを含めて手技療法を学ばれている方にも、池田さんのセッションをおすすめしたいです。学ぶ事が多いのではないかと思います。私にとっては、衝撃的な体験となりました。

当院でもオステオパシーの中で「バイオダイナミクス」という手技を中心にした施術を行っています。クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとは流派は違いますが、同じ源流を持つ穏やかで優しい手技です。ご興味のある方はお問い合わせ下さい☆



この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

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