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目次
はじめに
4日間連続でおねしょ(夜尿症)を繰り返した5才の女の子を施術する機会がありました。施術後おねしょをする事はなくなり、オステオパシーの施術に効果があったと思われるので、ご紹介したいと思います。
体の状況と施術の経過
症状
・3歳頃からは、おねしょをする事はほぼなくなっていたが、最近4日間連続で夜間におねしょをしている(なぜか本人はあまり気にしていない様子)
・その他に症状や疾患はない
・半年前に弟が産まれている
施術の経過
下腹部に触れ、傾聴(筋膜を読み取るオステオパシーの評価)で体の状況を読み取ると、膀胱が後ろに回転し、膀胱の横にある大腸が左右から膀胱を圧迫している事を感じる。また同時に胸骨(胸の中心の骨)に対して前から押すような力が働いている。施術としては、バイオダイナミクス(オステオパシーの施術法の一つ)で、膀胱に左右から圧迫を加えている力が抜け、膀胱が十分に解放されるまで施術を行う。
施術翌日、日中に便座の前でトイレマットが濡れる程のお漏らしをして、その夜からは全くおねしょをしなくなっているとの事です。
※オステオパシーの施術の効果には、個人差があります。
【考察】膀胱と感情(不安 / 恐れ)
オステオパシーでは、感情が内臓の筋膜に蓄積されると考え、内臓に対して手技を施すことで、内臓の膜組織が調整されるのと共に蓄積されていた感情が、一緒に解放されることがあります。膀胱は、感情の中でも特に『不安』や『恐れ』との間連が強い臓器とも言われています。今回、女の子のお母さんとの会話の中で「下の子が産まれてから、上手くかまってあげられない時がある。。。」とのお声がありました。
これは推測の域をでませんが、赤ちゃん(弟)が産まれた後の環境の変化に心がついていかず、今まで自分だけに向けられていたお母さんの目が赤ちゃんにも2分した事で感じた不安や恐れの結果として、夜尿症が起きたのではないかとお話を聞いていて感じました。オステオパシーの手技が感情のデトックスを促し、施術翌日に起きた日中のお漏らしは、その現れ(好転反応)であったと考えられます。
「夜尿症」が与える精神的ストレス
排便や排尿の問題は、自尊心に大きく関わります。夜尿症が子どもに与える精神的ストレスは、親の離婚、親の争いに次いで3番目に強く、いじめよりも強いトラウマを形成する可能性があると考えられています。
「夜尿症」にも様々な要因があり、全てにオステオパシーが対応できる訳ではありませんが、構造上の問題や今回の女の子のように感情を伴って起きた夜尿症に対して、オステオパシーの施術が効果を発揮する可能性を感じました。お悩みの方は一度ご相談下さい。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
案内動画はこちら
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