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以前、自然塩と加工塩の記事の中で海に残留しているマイクロプラスチック(微小プラ:直径5ミリメートル以下の小さなプラスチック)の問題に触れました。数日前の東京新聞に「大気にも広がるマイクロプラスチック 海から空に拡散か 早稲田大などが健康影響も調査」という記事があり、この問題によって呼吸に関連したことだけに留まらない原因不明の症状が増えていくことが心配されるので、シェアしたいと思います。
自然塩と加工塩についてはこちらで記事にしています。
記事にはこのように書かれています。
環境汚染への懸念が強まっているプラスチックごみ。細かく砕けたマイクロプラスチック(微小プラ)は、海だけでなく、大気中でも見つかっています。この空気中を漂う微小プラは、どこからきているのかはっきり分かっていません。しかし、早稲田大などによるプロジェクトの観測で、発生源の一つとして、海の中の微小プラが風によって巻き上げられている可能性があることが分かってきました。チームは、人の健康への影響についても調べ、今後の対策につなげたいとしています。 (榊原智康)
(中略)大気中の微小プラは、人の健康にどんな影響を及ぼすのでしょうか。魚介類や水道水、塩などさまざまな食品から微小プラが検出されており、これまでは主に食品経由で人体に取り込まれることが想定されていました。しかし、人は一日二万回以上呼吸することなどから計算すると、食品経由よりも呼吸で体内に取り込まれる量の方が多いとみられます。
呼吸で体内に入った微小プラによって、ぜんそくなど呼吸器障害が引き起こされる恐れがあるといいます。その上で、大河内教授はプラスチックに添加剤として加えられる化学物質の中には有害なものがあるとし「微小プラが添加剤の『運び屋』となっている面がある」と指摘。「地球規模での大気中の微小プラの実態を把握するとともに、健康への影響がどの程度あるのかさらに研究を進めていきたい」と話し、今後の対策につなげていく必要性を強調します。
海に残留しているマイクロプラスチックには、海洋中の汚染物質や化学物質、重金属などをスポンジのように染み込ませる性質があると言われています。さらに大気中のマイクロプラスチックが運ぶのはそれだけではなく、中国から飛来してくる黄砂と同じように、PM0.1やPM2.5などの化学物質が付着し人体に入り込む量が増えていくことも考えられます。(2019年にPM2.5の中にマイクロプラスチックが含まれていることが発見されています)
記事の中では「ぜんそくなど呼吸器障害が引きおこされる恐れがある」と書かれていますが、個人的な見解ではこの問題が進むと呼吸器だけではなく、循環器(心臓・血管)の問題や頭痛、花粉症をはじめとしたアレルギー症状を患う方が多くなると思っています。
エコロジーやサステナブル、SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉に、どこか距離を感じてしまうのは私だけではないと思います。未来の地球のために、、、と考えても身近に感じられないかもしれませんが、自分自身や大切な人の体調と関係のないことではなくなってきています。一人一人が目を向けて考えなければならない時に差し迫っているように思います。
東京新聞の記事はこちら
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
案内動画はこちら
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