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施術記録

【症例紹介】バネ指・腱鞘炎の痛み / 家事による活動量の多い方

今回はバネ指(弾発指・屈筋腱腱鞘炎)の方の症例紹介です。バネ指の方の多くは手の過用により発症し安静にすることを推奨されますが、今回の症例は主婦の方で家庭の事情により家事量を減らすことが出来ない状況でした。その中でもオステオパシーの施術でバネ指と手指の痛みに改善が見られたため施術報告として記事にさせて頂きます。

【施術報告】 90代 女性 

<主な疾患名・病歴>
・60代、70代に脊柱管狭窄症の手術を2度受けている。
・脳動脈瘤。小さい動脈瘤のため経過観察中。右橈骨動脈にも動脈瘤と思われるしこりがある。
・80代から心臓弁膜症。

<施術に対する希望と体の不調>
・右中指のバネ指と痛みを治したい。1カ月前からバネ指と痛みを感じ始め、バネ指は家事の時に起こり夜間に痛みが強い。

施術の経過とポイント

90代と高齢であり心臓弁膜症・脳動脈瘤の心臓脈管系の疾患を持ちの方なので、体への負担を考えて屈筋腱の経路を拡げ、正中神経の過剰な興奮を落ち着かせることを指針として施術を行いました。

<行った施術内容>  ※週1回の施術頻度
①手根骨(主に有頭骨)の調整
②手首の手根管のリリース
③中指第2関節の調整と屈筋支帯のリリース
④頸椎(6番・7番)の調整
⑤仙腸関節のリリース
(神経の過剰な興奮を鎮める方法としては頭蓋仙骨療法が有効ですが、上記の通り頭蓋への施術は負担が大きいと考えたため、⑤仙腸関節のリリースから間接的に神経系へ働きかけています)

経過としては、1回目の施術後から右中指の夜間の痛みは解消。3回目以降はバネ指の症状がなくなり、痛みの感度も8→1に減少。右中指第2関節は曲がった状態からまだ完全には伸びきらない(家事での手の使用が多いためだと思われます)ため、施術4回目から手内在筋を使う練習を追加、6回目で症状が改善したため終了し経過を観て頂いています。

バネ指は改善が難しく長期化する症状の1つです。オステオパシーでは痛みが出ている手部の筋肉や腱だけにアプローチするのではなく、手技により神経系の過剰な興奮を抑えることで改善が期待できます。バネ指の症状でお困りの方は多いと思いますので、ぜひ治療法の1つとして検討してみて下さい。

バネ指や腱鞘炎の方は、呼吸が浅くなっているために神経系が興奮していることが多いため、その場合には胸郭を緩める体操を勧めています。(下記で記事にしています)

『免疫力を高める』呼吸が深くなり、血液とリンパの流れが良くなるエクササイズ【エクササイズの方法 / ポイント / このような方にお勧め】

この記事を書いた施術者

 

関屋オステオパシー 代表 
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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施術者紹介

関屋淳

2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。

『自分と患者さん両方の体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がっていくように』そのような施術を目指しています。

⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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