脊髄小脳変性症とパーキンソン病の方(ともに70代)に月に1度のペースで1年程施術を継続して受けて頂いて、施術の効果が表れています。
脊髄小脳変性症の方は、当初あった右脚の強張り、肩甲骨部・顎関節の痛みが解消し、床からの起き上がりや歩行時のバランスが良くなってきています。パーキンソン病の方は歩行時のふらつきと全身の過剰な筋緊張(固縮)が改善し、動作の速度が明らかに速くなってきています。
神経難病である脊髄小脳変性症とパーキンソン病に対してオステオパシーの施術で効果があった理由を考察した時、オステオパシーが神経系へ働きかける施術であり、かつ全身を診て施術する施術方法であるからだと考えています。

施術を受けて頂いている脊髄小脳変性症とパーキンソン病の方は共に、全身の柔軟性が乏しく、特に骨盤から足首にかけての筋・筋膜や関節が非常に硬くなっていました。その状態で神経に働きかけるために神経の通り道である脊柱や頭蓋に対してだけ施術を施したとしても、脚の筋・筋膜の硬さが筋膜のつながりを通して脊柱・頭蓋部に強く影響を与えてしまうため、高い施術効果は期待できません。
まず神経系に影響を与えている体の緊張を全身から見つけて手技により解消し、その上で神経系に働きかけていく。そのような施術の手順が必要だと考えています。
今までリハビリの仕事の中で多くの難病の方と関わってきましたが、オステオパシーによる神経難病の方に対しての施術はまだまだ経験不足で、どのような症状にどの程度の施術効果があるのか分からない面はあります。しかし、オステオパシーによる全身への施術で改善する症状があることも今回実感できました。
神経難病で悩まれている方は多いと思います。改善方法をお探しの方はぜひ一度、ご相談下さい。
※オステオパシーは通常医療に取って代わるものではなく補完医療の立場です。今回ご紹介したお二人の方にも神経内科の受診とリハビリを受けて頂いている上で施術を行っています。
※施術の効果には個人差があります。
この記事を書いた施術者
関屋オステオパシー 代表
関屋 淳 (sekiya jun)
【施術実績 (累計)】
理学療法士としてリハビリを1万人以上
オステオパシーの施術を2000人以上
2児の父として子育て奮闘中
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