想い
2011年より、理学療法士として総合病院に5年間勤務。その後、5年間訪問看護ステーションに勤務し、延べ10000回以上のリハビリを実施しています。その間、オステオパシーの施術を2000回以上実施しています。
小学校から高校までの12年間、サッカーに打ち込みますが、高校時代には原因不明の腰痛に悩まされました。約1年間まともに練習する事もままならず、大きな結果を残せずに引退。その事がきっかけで人間の身体に興味を持ち、理学療法士を志しました。総合病院にて理学療法士として働く中で、MRIやCTなど医学的な精密検査で原因が分からない症状をお持ちの方や『精神的な問題』と言われ、医療やリハビリだけでは治癒に至らない患者さんが多数いる実情に驚かされました。同時にオステオパシーに出会い、人間全体を診て症状の原因を追究する診断と効果的な手技に魅了され、時間の許す限りセミナーに通うようになりました。主にJOPA (ジャパン・オステオパシー・プロフェッショナル協会)でオステオパシーの根幹となる触診、組織のリリース方法を習得。2015年からはオステオパシー研究所グリーンハウスにて、より広範囲な症状に対応できるオステオパシーの理論を学びました。
オステオパシーを学んでいて良かったと思えることの一つは、家族が体調を崩した時、自らにも出来ることがあることです。特に子供が成長していく過程で起きたトラブル(成長痛や歯並びの問題)に親である自分が対処できた時には、かけがえのない喜びを感じました。
オステオパシーを学ぶ中、高校生時代の腰痛は、不規則な食生活と友人関係のストレスが原因で消化器系の内臓が硬くなり、それによって腰の骨や筋肉が動かなくなった事で起きていたと理解し、自分の中で府に落ちた瞬間がありました。その時、友人関係に悩み、苦しんでいた高校生の自分を許し、解放してあげることが出来た。そんな感覚がありました。過去を変える事は出来ないけれど、捉え方は変える事ができると、体験したことは、施術する上での大きな財産になっています。
総合病院に勤務後、訪問の現場に身を移し、幅広い年齢層(50代~100歳を超える方まで)の慢性的な疼痛の方や脳梗塞の後遺症の方、難病(パーキンソン病)の方など様々な疾患をお持ちの方の自宅に訪問し、リハビリを行っています。訪問先で出会った患者さんに、両目を失明し、脳梗塞の後遺症により体半分に麻痺があるため、付き添いがなければ家の外に出れない方がいます。周りから見れば不自由に見えるその方は、周囲への思いやりを絶やさず、人との関わりを楽しみ、今の生活にとても満足されていると仰っていました。身体に重い障害があり生活に不自由があったとしても、その方は、とても健康であるように私の眼には映りました。訪問リハビリで出会う患者さんやそのご家族の方との関わりの中で、本当の意味での『健康』とは何か、『人の豊かさ』とは何かを肌身で感じ、考えさせられ、一人の人と関わる事に関して、多くの事を学ばせて頂いています。
理学療法士としてリハビリを行う傍ら、2017年からオステオパシーの施術を開始。代替医療の立場で、原因が分からない症状をお持ちの方や慢性的な痛みに悩んでいる方の施術にあたっています。
私にとって、オステオパシーの施術と切っても切り離せないものに瞑想があります。オステオパシーを学び始めて5年がたった時、「このままオステオパシーだけを学び続けていても人を治せるようにははらないのでは」と強く焦った時期があり、様々な瞑想法を試し実践するようになりました。瞑想を行った後の揺り戻し・偏差とボディーワークとの関係は今後ブログに書きつづっていこうと思います。瞑想することは「自分自身を理解すること」だと思っています。自分を理解する=相手を理解する。とまではなりませんが、瞑想が進むほど自分の手を通して、患者さんの体を読み取る力が増すことが分かってきています。自分自身の理解を深めるため、また施術の効果を高めるために、日々、瞑想に取り組んでいます。
オステオパシーの土台は西洋医学ですが、量子力学の視点も人の身体と心を理解するためには必要だと考えています。意識や波動の力にも興味があり、その観点からの記事も書いていますのでご興味のある方はブログを覗いてみて下さい。
『オステオパシーを通して体と心を豊かに。そして、その豊かさが周囲の人たちに拡がり、平和な世界でありますように』そのような想いで施術にあたっています。
- 大切にしている言葉:「仕方ない」と「まぁ、いっか」
- 好きな本:あるヨギの自叙伝 | パラマハンサ・ヨガナンダ
資格・受講歴
国家資格
- 理学療法士免許(平成23年取得、国家資格)
オステオパシー関連
- JOPA(ジャパン・オステオパシープロフェッショナル協会) セミナー受講
- JOPA(ジャパン・オステオパシープロフェッショナル協会)会員 https://www.osteopathy.co.jp/
【オステオパシーセミナー受講歴】
国内・国外問わず、オステオパシーの指導者から指導を受けています。(一部ご紹介)
JOPA
(ジャパン・オステオパシープロフェッショナル協会)
- 膜の世界へ
- 頭蓋と身体のつながり①
- 機能と構造part1~part3
- 頭蓋と身体のつながり②
- 膜の評価①②
- 膈膜の評価と治療
- 内蔵マニュピレーション
- フルクラムとロングタイド
- 難解な症例に対する統合的アプローチ
- ブラッシュアップ①
- ブラッシュアップ②
- オステオパシー基礎訓練コース
オステオパシー研究所グリーンハウス
- バイオダイナミックフォーステクニック フェーズ1~5
- フィールド・アジャスト・テクニック
- WTS研修会フェーズ1~4